Military Method: 秋田県（県南部）の劣悪なプラモデル作成環境の話

他ブログで書いた記事の移動記事です。

前回、プラモデル作成用の様々なツール類、塗料が秋田では全然手に入らないという話をした。
しかし、「塗料程度をインターネットで購入するのも何だかなー」という気持ちがあり、さらに「昔は、塗料足りなくなったら近所の文具屋さんに買いに行ったっけなー」、などというイメージがあり、塗料を地元で見つけてみたく、ついでに秋田県の模型環境をリサーチしてやれとばかりに冒険の旅に出かけた。

まず近場から、順番に。

秋田県湯沢市。
私は湯沢市の高校を卒業した経緯もあり、湯沢市には比較的明るい。
湯沢でプラモデルと言ったらやっぱり「シバタ模型」でしょう。→閉店（うそでしょう！！）
次にはタミヤのホームページにも載っている大きなオモチャ屋さん「玩具のフミオ」→閉店
湯沢市では塗料は全く手に入りませんでした。ガッカリ。

次は、
秋田県横手市
横手市は私の生活圏。だが、横手の老舗おもちゃ店の多くがすでに無いことも同時に知っている。
現在横手市には「玩具店/模型店」の類は無い。
一応、量販店のおもちゃコーナー「スーパーモールラッキー」、「イオンスーパーセンター」、「イオン横手店」に足を運んだり、電話でリサーチしたところ、基本的には無し。
どこにでもある、ガンダム向けのマーカーセットや、お情け程度に、タミヤアクリルカラーの「ブラック」「ホワイト」などがある程度だった。
ちなみに、十文字町に「テイクオフモデルトム」というお店があり、その名の通り、ラジコンのお店。ご主人とお話ししたが、模型業界はもはや「絶滅危惧種」の領域。自分らも工作部材が手に入らなくて大変なんだよ。という話を聞いた。先行き暗いなー。
横手でも入手不能。

次は、
秋田県大仙市
大仙市に行く前に、昔のプラモ仲間からの情報が入った。
「「ヤマダ電機」の大型の店舗は、おもちゃも扱っていて、塗料もあるよ。」
とのこと。実際に行ってみたらあった。
塗料用のカートが設置されていて、
「タミヤアクリルカラー」、「Mr.カラー」、「水性ホビーカラー」が一通り手に入る。残念なのは「タミヤエナメルカラー」が手に入らない点か。
私が行ったときはタミヤカラーの「フラットブラック」を含むいくつかが欠品状態。
会計時、店員さんに「欠品している色を入れておいてください。」とお願いした。「分かりました。」という返答が来るとおもいきや、「いつ入ってくるかは、分からない。」というつれない返事。
あんまりやりたい商品じゃないんだなー。というのが伝わってくる。まあ、しょうがないけどね。

手元のギャラクシーSで検索すると、大仙市では、2件ヒット。「大曲模型」と、「野中模型」。
実際に足を運んでみたが、大曲模型は閉店したようだ。店の中に商店の残骸らしき物が見られた。
「野中模型」は、大曲から角館方面に向かって少し。こちらは健在だった。
あまり多くはなかったが、いくつかのプラモデルの在庫があり、塗料も一通りある。エナメルカラーもいくつか入手できた。
ただ、こちらも相当お客さんの少ない雰囲気が伝わってくる。在庫を処分しながら、終息へ向かう雰囲気だろうか？タミヤの新しげなマスキングテープなども見られたのでどういう方向なのか詳細は不明。

日を改め、むりやり秋田市に桃やお米の配達の仕事を作り出動してみた。
さすがに秋田市なら結構なお店に出会えるのでは？と期待して向かった。
まずは、前述の秋田市在住の友人から情報収集。
友人氏は現在、ミニカー作りにはまっているようで、塗料関係はそれなりに詳しかった。「モデルテック」というお店を勧められて行ってみた。
残念ながらお店はやっていなかった。中までは見てこなかったが、たまたまお休み？詳細は不明。

お仕事できた関係もあって時間がない。

もう一度Google mapで検索秋田市内のプラモデルでヒットするのは「サトウ模型店」。「ええっ、飯島！」時間がない。でも、手ぶらで帰るのは嫌だったので思い切って行ってみる。

いわゆる閑静な住宅街の一部を利用した店舗で営業しているのが「サトウ模型店」であるが、こちらはラジコン専門のようで、プラモデル用の塗料は扱っていない。このお店の方に横手からはるばる、プラモデル用の塗料を探しに来たことをお伝えすると、すぐ近くの「ミマツトーイ」を紹介してくれた。
なんでも、プラモデル専門店。

場所はすぐ近く。行ってみると、おばちゃんが一人で店番しているのだが、店の在庫はなかなかの物。昔の模型屋さんを彷彿とさせる山積みのプラモデル。うれしい～来て良かった。
おばちゃんは全然模型に詳しそうではないが、そんなことはこの際どうでもいいや。いくつかの塗料と、タミヤの「プラバン」0.5と1.2mmを入手して帰ってきた。
しかし、ちょっと遠いよ。

秋田市ももうちょっとましな模型環境と思っていたが、県南部と大差ないなー。「地元模型業界のために！」なんておもって出かけては見たが、これじゃ、やっぱりインターネットで買った方がいいなー。

タミヤタミヤカラーエナメル XF-60 ダークイエロー◇01
価格：110円（税込、送料別）

安く入手ならこの辺

非常に残念な状況である。秋田県の模型、プラモデル業界は前にも書いたとおり滅んだと行っていい状態だろう。悲しい限りである。
秋田在住のモデラーの方はいったいどういう環境で模型を作っていらっしゃるのか？
やっぱりヤマダ電機で買うか、インターネットで買うか？ってとこなのかなー。
プラモデル業界がこれほど寒い状況だとは知らなかった。

秋田在住のモデラーの皆さん。いいお店があったら教えてください。プラモデル復興のために情報交換でもしませんか？