2012年11月3日土曜日

しっかり洗え!!


初のバストモデル。US Marine Afghanistan。サクサクサクッと作業を進めて、「どうだこんな感じに塗ったぞ~」
と披露する予定だったが、案の定(?)そうはならなかった。

「焦って早く作業を進めると、ろくな事は無い。」という、いつもの教訓である。
そして「基本は守ろう!」が今回の教訓だ。

前回紹介した作業の通り、記法などの穴埋めを行った後、サーフェイサー処理その後すぐに、塗装に突入した。

やったことのないスケール故、カルビンタン風に、サーフェイサー エヴォ ブラック[ガイアノーツ]を丁寧にエアブラシ、その後、同サーフェイサー エヴォ ホワイト[ガイアノーツ]を光を受けた感じに、上から散らしてみた。

これに、モールドを確認しながら塗装。

使い慣れない、バレホカラーと言うこともあり、なかなか思い通りの色にならず、苦労しながらも化を塗りを終えた雰囲気だった。

ところが、ここで大きな問題が発生。

下地の一部が割れ始めたり、一部のサーフェイサーが簡単にはげ落ちることに気がついたのだ!!

顔塗りもかなり進んで、作業を戻すのは嫌だった。
原因は洗浄だと思う。

レジンキットは、作成時、型にフィギュア本体が張り付かない用に剥離剤という薬品を塗ってから形成する。
剥離剤は、キットと型が剥がれやすくするためのものだが、キットに付いた剥離剤は塗料なども剥がれやすくなるため、レジンキットは塗装前に中性洗剤などで洗浄してから作業するのが常識だ。

しかし、私は、これまでレジェンドなどの小さなフィギュアを作成してきた際に、面倒なので、一度も洗浄をしたことがなかった。なので、今回も特に気にとめることなく、すぐに作業に入っていたのだ。

相当悩んだが、完成後にバリバリと塗装がはげてくるようではさらに問題だ。
顔塗装自体も思ったほど自分のイメージに近づいていない。自分のイメージに傾けていくために、塗り重ねの作業を続けるより、いったんリセットすることにした。

一連の塗装作業の間にいくつかの発見もあり、2回目の塗装はその辺も修正しようと思う。

まず、

  1. 光の当たった方角からホワイトサーフェイサーを吹いて下地でハイライトを作る方法はあまり良い方法では無かった。べったり乗せるわけではないのでサーフェイサーはどうしてもサンディング的な仕上がりになり、サーフェイサーの粒子の粗さが手伝って、フィギュアの表面を荒らしその後の塗装の障害になった。ハイライトを作るのが目的なら普通の白塗料を利用すべきだった。
  2. このフィギュアACモデル「US Marine Afghanistan」は、ポーズかっこよく、装備などのモールドも悪くないのだが、細かい部分の仕上がりが結構粗いことに塗装しながら気がついた。かなり粗いヤスリで仕上げそのままになっている部分が結構見られ、この部分も修正した。
  3. 前に突き出された手の筋肉がありきたりで、ぽってりしている。「筋肉」「骨」感を出すためにヤスリ等で大幅修正。
  4. バレホカラーにはボトルに入っている印象と実際に塗装した印象が異なるカラーがある。
    基本の肌色に最適と思われた「サニースキントーン」は、思ったよりもかなり黄色くなり、「ベーシックスキントーン」は思ったより白に傾きやすい。
    サニースキントーンの黄色を隠すためにベーシックスキントーンを多様したら、花魁みたいに白い顔になってしまった。
    次回の肌の基本色には、「ダークフレッシュ」を使うことにする。

あまり手を入れすぎると、時間ばかりがかかって、目的の塗装に入れないのでこのへんでサーフェイサー、サーフェイサー エヴォ ブラック[ガイアノーツ]をエアブラシ。


詳細を確認している内に、まだはげ落ちる箇所があることを確認。しっかり洗浄したのになー。

「もしかしたらレジンの特性もあるのかも知れない?」、「サーフェイサーとの相性にも問題有りか?」と色々考える。

また、ラッカーシンナーで下地を落とすのは嫌だったので、打痕で剥がれやすいと感じる突き出した部分に、積極的にサンドペーパーを掛け(2000番程度)表面をわざと荒らす。

サーフェイサーも変更。クレオス Mr.サーフェイサー1200を薄めてエアブラシし直した。


ブラックの使い方にはいろんな意見があるだろうが、私は陰の最深部にブラックがあって良いと思うので、まず、深い陰にブラックを入れる。

ブラックを軽くしていく感じで外周には暗く、かつ肌に近づいて行く色を入れた。

また、前回の塗装のように、極端な「赤」、極端な「シャドー」などの色を先に入れる方法も悪くないのだが、完成時の雰囲気をとらえにくく、色を乗せていない部分の仕上げに後から苦労するという教訓を元に基本の肌色を先に乗せてみた。


瞳の基本色、顔のトーン変化を書き込んでみた。

参考までに、現在の「顔」。まだ、下地となる基本の色を入れただけなので、顔だけとっても進捗率20%と言ったところ。

次回はビシッと決まった顔をUPしたいな~。



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2012年10月30日火曜日

ウェットパレットの作り方

もうすっかり普通に使用しているので、「以前この話題には触れたんじゃなかったっけ?」と思っていて全く無視状態だったのだが、過去記事をチェックしている内に書かれていない事に気がつき、改めて記事を書く。

今回の話題は「ウェットパレット」じゃー
このアイテムの存在は、ミリテールフォーラムのディスカッションで知った。
また、モデラーの方には、油彩用の紙パレットなるものを使う人もいるそうだ。
自分は100円ショップで、安い使い捨てのパレットを使ってきたのだが、皆さんの創意工夫に負けず、また「コストを削減したい!」と思って使い始めたのが今回のウェットパレット

パレットとしての役割だけでなく、水溶塗料、つまりアクリル系塗料、絵の具の急乾燥を防止する優れものである。
ただし、水溶塗料限定となるので、ラッカー系やエナメル系の塗料には使えないことをお断りしておく。
ちなみに昨年の冬頃からこのパレットを採用しており、長い間使っている。良い!

ウェットパレット自体はインターネットで検索すると製品化されたものなども売られているようだが、極めて簡単な原理なので、自分で作る事が出来るということで、私も製品を購入はせず、自作した。


いきなり汚い写真で済まない。使い古しなもんで。
必要なものは「水がたまるもの、器状のもの」、「保水するもの」、「若干撥水性のある紙」となる。私は「タッパー」、「スポンジ」、「トレーシングペーパー」を100円ショップで、購入。300円の自作ウェットパレットだ。

原理は至って簡単で、タッパーに水を吸ったスポンジを入れ、上にパレット部となるトレーシングペーパーをひくだけ。トレーシングペーパーが分水面となり表面に水が浸みるか浸みないか程度に維持するのがコツ。


表面の水分量がどれくらいになるのかが最大のポイントで、トレーシングペーパーとスポンジの間に、クッキングペーパーなどをひいて水分量の調整をする人もいるようだ。
トレーシングペーパーは、弱く、水を吸いすぎるとシワシワになり、スポンジから離れた状態だと効果を発揮しないので、色々試して調整してみると良いと思う。

トレーシングペーパーがシワシワになった状態の部分をパレットに使うと、下に塗料が浸みる場合もあるが、圧倒的に塗料が持つことも、事実。どういうやり方が自分のスタイルに合うのか、素材や水分量などを試してみると良いと思う。

私は、当初、クッキングペーパーを間に挟んでいたのだが、塗料の持ち重視で、現在はトレーシングペーパーのみで作業している。
また、容器にタッパーを選んだのは大正解で、途中で作業から離れなければならないような事情があった場合でも、タッパーの蓋を閉めておくと、塗料の乾燥はさらに劇的に伸びる。

塗料を多く使うAFVの塗装などには向かないかも知れないが、少量の塗料を何色も準備しながら行うフィギュア塗装などには大変向いている。

塗料を極力無駄にしないようでき、パレットの交換はトレーシングペーパーのみとなるのでかなり経済的でおすすめだ。
ぜひ試してみると良いと思う。



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2012年10月28日日曜日

レビュー ACモデルズ US Marine Afghanistan 1/12 レジン

最近全然活動していないが、私は一応、ミリテールフォーラムの会員であり、何度かディスカッションに参加もしている。
バレホをどうしても使用してみたくなったのも彼らとのディスカッションの末である。

また、ミリテールフォーラムの中にいて皆さんの活動を見ながらどうしてもやってみたいジャンルとも出会った。
それが、バストモデルや70mm、90mmといったこれまで作ったことのないスケールのフィギュアである。
「いつか作ってみたいなー」などと思っていたのだが、先日ふと思い立って注文したものが到着した。

バストモデルや90mmなどには、「ヒストリカル」と言われる、歴史上の騎士や日本の侍などを題材にしたものや、「ファンタジー」と言われるいわゆるファンタジーものを扱ったジャンルもあるのだが、「初めてのスケール違いに、これまでやったことのないものは選ばない方が無難」と考え「ミリタリー」、それも現代物を選択した。

テンプル騎士団の騎士 エルサレム TEMPLAR KNIGHT IN JERUSALEM 1/10バストザイナ Zayna

左はヒストリカル「ヤングミニチュア(韓国)」製。右はファンタジー「ドラコニア(スペイン)」製

で、今回購入したのがこちら。


ニュージーランドの「ACモデルス」という非常にマイナーな所からリリースされているアメリカ海兵隊員のバストモデル。1/12
色々検索している内に発見したマイナー作品だが、写真を一目見て惚れ込んでしまい、注文してしまった。
何しろマイナー業界故、こういう現代装備ものは本当に希少で、現状、バストモデルにおける米軍最新装備のモデルだ。

実はこのバストモデル、かなり以前にその存在を確認してはいたのだが、日本国内には存在せず、入手ルートを色々と模索、今回の入手となった。

こちらが、キット全容。
右の光るシートはベルト作成用の金属シート。
袋に小分けに入っていたのは、胸元ポーチ用のプラバックル(片側のバックルが外れている)。
M4のスコープ。ヘルメットのナイトビジョンマウント。ストラップベルト(取り付け位置不明)。となっている。

ちなみにこのフィギュアポーズは格好いいのだが、出来はあまり良くない。
初めてのバストモデルなので、「そんなもんです。」と言われれば返す言葉がないのだが、まず、とにかく気泡が多い。
製品にはプラモデルのランナーに当たるレジン固有の「湯口」が見あたらない。丁寧にカットしてくれたのかも知れないが、そもそも、レジンを混ぜた際の泡を逃がすという概念が無いようで、どのパーツも気泡が多い。
モールドは細かくパーツの別れ方なんかも好感が持てるのだが、開封後はパテ埋めに終始した。


あまりやりたくなかったのだが顔にも気泡有りパテ埋め。
さてこのフィギュア、パッケージ写真を見た通り、いかにも海兵隊的で、古いタイプのフリッツヘルメットを被っていたりする。
しかし、細部を修正しているうちに、妙なことに気がついた。パッケージ写真を見た時は、袖をまくって二の腕を露出しているのだろうと思っていたのだが、腕の部分にポケットもなく、腕まくりの痕跡も無し。何か不思議な服を着ている。
どうやらコンバット・ユニフォームを着ていないようだなー、などと思い、色々調査している内に、このフィギュアの元ネタとなる写真を発見してしまった。
それがこちら。


2010年10月 アフガニスタン。後方にはイギリス軍が写っている。
ポーズや表情なんかに違いは感じるが、ベルト類の配置、グレネードポーチの片側のプラバックルが外れているあたり、カラビナ、ヘルメットの感じ、グローブのベルクロの当たりまでソックリ。元ネタと言って間違いないだろう。

全身デザートマーパットに塗装してやろうと思っていたので、なんか調子狂うなー。ボディーアーマーの下に来ているのは、ユニフォームでなく、7分袖っぽい感じの普通のシャツのようだ。この写真を元にしてしまうのか?オリジナル塗装でいくのかは未定だが、こういう写真が出てくるって言うのは何か面白いなー。


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2012年10月26日金曜日

新登場!!1/35現代AFVを紹介。

なぜか微妙に仕事忙しく、進捗があまり無い。
今日は気軽に「Modern miniature builder」(現代車両大好きモデラー(自分含む))向け現代AFVをいくつか紹介したいと思う。

なんでかっていうと、最近ちょっと、現用米軍車両が熱いからだ(暖かいぐらいかな?)。
まずは、なんと言ってもこれ、タミヤ M1A2 sep task II

米軍最新戦車といっていいが、冷静に見ると、「模型メーカー得意の使い回しか?」、、、と思いきや、なんと車台下部以外は新金型との噂。
さらに「またICM製のフィギュア?」と思いきや、思いっきり現代米軍装備の付属フィギュアはタミヤ製!
いろんな意味で裏切ってくれるタミヤ!うれしい。!!
12月発売予定。

ちなみにちょっぴりだけtask 2の説明を。
広大な砂漠での戦車戦ならM1エイブラムスは無敵だ。強力な主砲はやや古めのロシア戦車の性能を軽く上回り、有効射程でも、装甲能力でも負けることはない。動かなくなったM1自体を機密保持のために別のM1の主砲で破壊しようとして失敗した逸話が残っているほどだ。

しかし、無敵のエイブラムスの意外な欠点は中東の込み入った市街戦だった。ハイテク要塞の最大の敵は、待ち受け爆弾や、RPGと言ったスーパーアナログ兵器だったというわけ。
小回りの利かない大型戦車は、市街戦で思いがけない苦戦を強いられ、圧倒的な火力も待ち受け爆弾の破壊力や、命中率の悪いRPGの的になりやすく対抗策を持ちにくい。

そこでこれらに対抗すべく、足回り装甲、感応式装甲を装備したのが、task2というわけ。
ちなみに、1/35業界でも従来のエイブラムスをtask2にすることは出来た。


こんな感じ。レジェンドのレジン製アフターパーツ(ドラゴン用)だが値段も張るし、入手状況も悪い。

今日紹介する現代米軍車両第2弾は11月末に発売予定。これまたタミヤM109A6 155mm パラディン 自走榴弾砲
「自走砲」なんていうと古めかしいイメージだが、米軍はしつこく開発使用しており、こちらは最近代バージョンのA6型。おそらくエイブラムスに付属すると思われるフィギュアと同じコマンダーが付属する。



ちなみに車両キット自体はイタレリ製。

発売は最近なのだが、旧式にあたるA2型はキネティックから発売済みだが、入手状況は決して良くない。
でっかい主砲がかっこいい。タスク2エイブラムスで市街戦の雰囲気を想像するならこちらは、後方でカモフラージュネットなどとともにくつろいだ雰囲気の情景が想像できそう。
創造意欲がかき立てられる。
下の写真は、すでに発売済みのキネティック製。こちらはM109A2型でやや古いタイプ。M109は1962年からの生産なのでA2型は、ベトナム戦争あたりから従軍の可能性が高い。箱絵はデザート仕様だが、もしかしたらイラクなどでも従軍していたのかもしれない。幅広い情景が出来そう。


次は、前にも紹介したがMRAPのM-ATV。写真リンクは「パンダホビー」製。
恥ずかしながら購入しながらもまだ手つかずのパンダホビーのM-ATVだ。
対地雷ジープは、大変馬鹿でかい下の写真だけ見ると普通のジープだが、前にも紹介した写真にあるとおり、ヘッドライトの高さは成人男子の肩の高さくらい。本当にでかい。


この1/35モデルはキネティックとの競合製品でキネテック製もあるわけだが、なぜかそちらは人気があり入手状況は悪い。
手持ちの上記パンダホビー製のキットがあるわけだがいろんな資料を見ている内に、ストライカーなどのいわゆるバードケージ装甲の新型を再現してみたい気分になってきた。本当に多いんだよね~。


ちなみに、ストライカーなどのバードケージ装甲、このM-ATVのこれらの装甲はRPG用。
RPGのようなロケットランチャーは、アメリカ製の誘導型のハイテクミサイルと違い、非常に単純。
単純故に驚異でもあるのだが、最大の欠点は「射出されたランチャーの先端が堅いものにぶつかってつぶれないと起爆しない」こと。バードケージや上記写真のようなメッシュ装甲にRPGの弾頭がぶつかって一部が破損しても起爆しないという発想で作られている。(実際効果はかなり高いらしい。)

つぎは、まだまだ現役ハンビー。
おおよそM707型から数字をいくつもとばしながら成長してきたハンビーの最終型といっっていいのがこちら。
ハンビー(ハンヴィー(HMMWV))は、いわゆるケネディージープの代替として長い間「米兵の足」として活用されてきたジープ。退役せざるを得ない理由は、タスク2の部分でも説明した、待ち伏せ爆弾対策だ。
アメリカ議会でも問題になったハンビーの弱さだが、やっぱり正解は陸軍の答える通り。「ハンビーはもともとそういう目的に作ってないしー。」
MRAPの登場によりハンビーは退役軍人状態だが、どのモデルも大きすぎるMRAP。もしかしたらハンビーにも生きる余地、まだまだ米兵に愛される余地はあるのかもな?と言う気もする。すべてのMRAPにくらべて小さいしね!
だが、たぶん、上記写真のハンビー、M1114型が、最終型といっていいのではあるまいか?
追加装甲の数々、突き出したヘッドライト、リモートウェポンシステム。
後付けならではの面白い作成が出来そう。また、この後付け感がハンビーの終末感を物語っていていい(ちがう、「悲しい」っていうつもりだったのだが、、、)
ちなみに、リモートウェポンシステムの搭載に伴い、キットでも助手席の電子操作系もかなり変更されているそうです。

で、今日の最後、新興勢力が鼻息粗い昨今ですが、少し前の新興勢力、トランペッターも負けてませんよ。2012年発売です。現代好き、そもそもソフトスキン好きにはたまりません。
まー、ゆっちゃうとただのトラックなんですけどね。
涙が出そうですが今回の一押しです。。。。。。



ちなみに写真には最新装備の米兵が二体写ってますが、キットには含まれません。


最後にこれらに合わせるフィギュアキットですが、、、、、
「「現用」って謳っていながら、実は古い」っていうキット結構多いんですよね、自分も購入して、一押し、いや、「今のところ現用ならこれしかないな」というのはこちらのキット。


マスターボックスにしては動きがないんだけど、現代的なメカニズムと固有のシンプルさは評価できます。、、、、、続編が欲しいですね。(手元にありますが、まだ、全く手を入れてません。)
一口に現用と言っても時代によりかなりのばらつきがあり、「5年前は現用でも、今は、、、」なんてのも含めると、現用作りたきゃ、インジェクションにたよるな!!みたいな雰囲気があり難しいんですよね。
レジンには良いキットもありますが、基本的に価格が10倍なんですよね~。

これから、きっと伸びるはずの現代モデル、ジオラマ皆さんの「現代1/35」意見を聞いてみたいですね。

軽く書くつもりだったんだけど、、、、つかれました。


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2012年10月19日金曜日

オレ流OCP マルチカム?!格好いいタイトル!!

さて、ストライカーICVの作業が滞っているのには理由があるそれについて書きたかったが、次回に譲る。って前回も書いた気がする。

ま、いいか!

前回顔を塗装した2体だが、実は組んでいるときから悩んでいた点がある。
それは、

「ACUをUCPにするか?OCPにするか?」という問題だ!!

え?全然ワケ解らない?

よし、私は模型好きだが、ミリタリーマニア歴も長い、ここいら変をじっくりと説明してやろう!!
(いつものことで長い話になるので、どうでもいいやっていう人は読み飛ばしてね!!)

これまで当ブログでもアメリカ軍のデジタル迷彩パターン(グレー系)を「ACU」という呼び名で統一してきた。この呼び名は、日本ではこの迷彩柄の呼び名として比較的ポピュラーなものなのだが、実は大きな間違い。

「ACU」というのは「アーミー・コンバット・ユニフォーム」の略で、実は戦闘服の呼び名なのだ。
古くは「BDU」などというものがありこの呼び名も「戦闘服」という意味で使われる事が日本ではある。
しかし、この「BDU」という名前も「バトル・ドレス・ユニフォーム」の略。
「BDU」、「ACU」というのはどちらも戦闘服の形、形状デザインの呼び名である。
その辺の事情を良く理解していない、サバゲアイテム屋さんでは、「ACU」の「BDU」です。などと訳の分からない言い回しが普通に使われているが、これも完全な間違いだ。

現在米軍で採用されている戦闘服の形の名前は「ACU」です。
ベトナム戦争当時米軍で採用されていた戦闘服の形の名前が「BDU」です。

さて、ここまでは理解してもらえただろうか?

「じゃ、米軍のデジタル迷彩(グレー系)の呼び名は何なの?」ということになる。
以前も説明したことがあるが、これがUCPだ。「ユニバーサル・カモフラージュ・パターン」の略で、周りの色に溶け込むことより、目立たないことが重視してデザインしてある。

まあ、ここまではよい。「ACU」戦闘服には、迷彩パターンとしては「UCP」しか採用されていないので、迷彩パターンである「UCP」を「ACU」と呼んでも、日本では特に差し支えなかったのだ。

 こちらが、UCPのACU。

ところが、ここ数年で事情が変わった。

UCPが、兵士の間であまりにも不評だったのだ。陸軍はユニバーサル性。つまり全地形でこのグレー系の迷彩を採用することで、これまで「砂漠」「森林」で分けてきた迷彩パターンを統一した。
でも、上の写真を見て解る通り、砂漠じゃやっぱり目立つよなー。

そこで、米軍はいったんはコンペティションでUCPに敗北したマルチカムをOCPという名前で採用したのだ。

こちらが、OCPのACU。

OCPは「オペレーション・エンデューリング・フリーダム・カモフラージュ・パターン」の略。
長い名前だが、これは、アフガニスタンでの作戦名をそのまま迷彩名に採用したもの。きっと良いアイディアが浮かばなかったんだろーねー。
OCPは採用に当たり、完全なマルチカムとは少しだけ配色に変更が加えられているそうだ。
私も、マルチカムのポーチやコートを所有しているが、どこがどう変わったのか?は見つけることが出来ない。この新迷彩の特徴については、後で書こう。

アフガニスタンで展開している米陸軍の間にこの新迷彩はかなりの勢いで浸透している。


ともに2012年アフガニスタン。
私の見たところ80%以上OCPが浸透してて、いずれUCPを見ることもなくなるだろう。

迷彩の説明終わり。

で、今回のフィギュアをどうすべきか悩んだ。

またUCPで塗って、「難しいデジタル迷彩についての考察を深めるのも悪くないなー。」などと思っていたのだが、結構簡単にUCP、マルチカムを採用することを決定した。

理由は、「インターネットで検索しても、まだだれかがこのOCUを塗ったのを見たことがない。」から。

んで、塗り終えた。(いきなり結果だけでごめんなさい。機会があったらプロセスも紹介します。)

OCP 1/35フィギュア塗装

この迷彩、塗るの難しい!!!

マルチカムの最大の特徴と言えるのは、グラデーションが採用されていること
グラデーションが使われいる迷彩は非常に珍しい。

もう一つの特徴は、生地が工夫されており、自然界の「土」「植物」などに光の屈折、反射率を合わせてあるのだそうだ。

そのためか?マルチカムは、周囲の光に非常敏感で、光の具合でかなり違った雰囲気を与える迷彩パターンなのだ。


手前の兵士と奥の兵士では別のカモフラージュみたいに見えるでしょ。
実際私の持っているジャケットも光の具合で、「金色」っぽく見えたり「ピンク色」っぽく見えたり、非常に不思議な印象を与える迷彩パターンだ。

そんなわけで「どの辺の色を採用して良いのか?」「グラデーションをどう表現するのか?」悩みながら塗装を開始した。

マルチカム塗装 1/35フィギュア

やっぱり結果写真ばっかりでごめんなさい。
UCPで散々失敗しているので、実物の色をじっくり研究するのは止めて戦場の実写真のみに注目した。

すると見えてくるのは、あまり輪郭に注目してはいけないこと。光の下ではかなり曖昧で、不明瞭に見える迷彩だと言うこと。

もう一つは、グラデーションを使っていない二色、濃い茶色と、かなり白に近い色の二つは、輪郭が明確で特徴的であること。だ。

そこで、採用したのは、

  1. まず下地に不明瞭な3色迷彩を書く。「フィールドグレー」→「バフ」へのグラデーションと「フラットブラウン+フラットアース」→「バフ」へのグラデーションをつくるイメージだ。
  2. 「バフ」でウォッシングして、統一感/不明瞭さを出す。
  3. 「グリーン系」、「ブラウン系」それぞれの輪郭がはっきりした部分を書き直す。
  4. それぞれの、ダーク色を作ってシャドーを塗る。
  5. 「白」+「バフ」と「フラットブラウン」+「ブラック」でその上に迷彩を書き込む。

とまあ、こんな感じだ。
この作業の結果できたの上の写真達だが、ヘルメット一個塗るのに1時間もかかってしまった。無駄な作業が多すぎる。もっとシンプルに仕上げる方法を考えたいなー。

光の下のイメージで塗ったが、輪郭がはっきりして室内っぽいマルチカムになってしまった。

写真で見ると、それなりにマルチカムの雰囲気は出ているのだが、実は肉眼で見ると、色の多さが災いして、賑やかすぎる。なんだかよく分からない。細かすぎるのだ。
とっても悲しい状態である。

模型はやっぱり肉眼で見ての、それらしさを追求すべきだろう。

もう一度手を入れて、良い雰囲気を作り上げたいと思う。


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2012年10月16日火曜日

ファレホで、顔塗り

取り合えず塗ってみたので、いくつかの報告事項を。


まずはバレホの印象。使用感。
良かった。皆が褒め称えるだけのことはある。

これまで、私のフィギュア塗装は「タミヤアクリルを水で薄める。」と言う技法を使ってきた。それはそれで悪くなかったのだが、タミヤの欠点は、

  • いくら薄めても溶剤系の特質は残る。筆に付いた状態で乾燥が進みやすく、結果的にフィギュアへの色乗りがいまいち。筆に少量吸わせることがおおいので、状況が悪いと、筆に乗っただでフィギュアには乗せられないこともある。
  • タミヤアクリルの欠点はそのまま。生乾き状態で、リタッチするとガビガビになる。
  • 塗料粒子は「アクリリック」「ガッシュ」と比較しても粗い。おおまかにペイントする分には問題無いが、極薄に薄めて使用するとどうしても粒子が気になる。
そして、これまで色々な絵具系も使ったが、それらの一長一短。
まずは、アクリル絵の具。(現在一部色を使用している。)
  • 水彩絵の具のような素晴らしいか塗り心地
  • 半透明性、透明性、が絵の具ごとに違い、購入/使用の度にチェックしないとならず面倒。
  • マット、グロスも絵の具の色に依存。半光沢になるものが多く、完全なマットにはならない。
つぎに、アクリルガッシュ。(今はほとんど使っていない。)
  • 完全なマット仕上がり。
  • 製品にも依るのかも知れないが、やや粒子の粗さを感じる。
  • 透明性はほぼ無く、下地隠蔽力は高い。
で、今回のバレホファレホ)。
  • 模型塗料に多い溶剤系ではない。水で希釈、水の揮発によって固まる。
筆運びは、非常にスムーズで素晴らしい。アクリル絵の具に近い感じ。極薄にしても色はしっかりしており、粒子を感じることはほとんど無かった。塗り心地は本当に素晴らしい。
  • 完全なマットに仕上がるという話だったが、以外とそうでもない。若干の光沢感がある
塗り重ねの関係なのか?色によるのか?はたまた、混ぜ方が悪かったのか?若干の光沢感があるが、肌を塗るなら気にならない程度。コットンのBDUなんかを塗る際に、この光沢感が出てしまったらちょっとやだな。

塗膜が弱い。という情報もあったが、特に気にはならなかった。タミヤも水溶すると塗膜が弱くなる傾向がある気がする。爪にチョロッと塗った塗料を乾燥後に爪でカキカキするとバレホは、割とすんなり取れる。タミヤ(水溶)はもう少ししつこかった気がする。
ただし、フィギュアの場合、車両などと違い、塗装後に組立作業が発生するケースも少ないので、ベタベタ触る率も低い。特に気にする程ではない気がする。

今回は、初めての使用ということで、色の感じがつかめず。色の名前と仕上がり色の一致が頭の中で出来ていないせいか思い通りに出来なかった。名前と色のイメージが一致したら、もっと使いやすくなるだろう。
  • 希釈前の塗料の堅さは絵具と模型塗料の中間程度か
スポイト状に一滴ずつ出せるのは大変便利。攪拌棒についた無駄になる絵の具がないのは大変魅力的だ。タミヤもこういうパッケージにして欲しい。しかし、同時に困ったのは、混ぜられないこと。
攪拌する必要がない。つまり、分離しないから、こういうボトルを採用しているのだろうと想像できるが、どうやら長期保存でそれなりに分離する。私の手元にあるカラーも一部はビンの中でマーブル状になっていた。ボトルを振り回したり、テーブルの角をこんこん叩いたりしてみたが、混ぜにくいのは事実。一長一短かなー。

大変素晴らしい模型用塗料だと思うが、オンリーワンの素晴らしいものかというとそうでもないという感じ。どちらかというと「アクリル絵の具をより使いやすくした。」という印象だ。

私が購入したのは、顔塗り用の16色セットなので、しばらくは顔塗りをこちらのセットメインで使っていくつもりだ。

こちらは日本代理店「ボークス」のファレホのページ

いつものことだが、文章が、長すぎて、書ききれない。

アルパインのフィギュア(今回は顔だが)は、素晴らしかった。塗る前はなかあまりいい顔じゃないなーと思っていたが、塗り重ねが進むにつれ、どんどん人間らしくなっていく。そして、モールドが明確でわかりやすいためか、大変塗りやすい。

「顔塗りが苦手だー」と言う人は、こういうキットで、練習してみるのも一つの方法かも。


ドイツ軍 マックス・ベンシェ(ヘッド2個入)

ドイツ軍 マックス・ベンシェ(ヘッド2個入)


ドイツ軍 SS パンサー戦車クルーセット(AB35105とAB35106のセット)(2体、ヘッド4個入)

ドイツ軍 SS パンサー戦車クルーセット(AB35105とAB35106のセット)(2体、ヘッド4個入)


ドイツ軍 冬季装備の戦車兵セット(AB35036とAB35037のセット)(2体、ヘッド4個入)

ドイツ軍 冬季装備の戦車兵セット(AB35036とAB35037のセット)(2体、ヘッド4個入)



レジェンドのフィギュアの顔はやや、失敗気味。左右の対象感が悪く、頬の感じを大分直したのだが、直しきれなかった。削った後、もう一度サフェーサーを吹いて、細かく確認すべきだった。
それなりに塗れたが、やり直すかも。ガビガビ感がほぼ無いバレホにおいては塗り直しも悪くないかも。?

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