2012年3月14日水曜日

顔塗り!!その3(違う!顔じゃない!迷彩塗り編 その2)

お仕事が忙しかったり、飲み会が続いたりして、なかなか作業が出来なかったが、久しぶりににUPしてみることに。
前回のアナウンス通りもう一体のカムフラージュを塗ってみた。ちなみにまだ完成してない。ベースにグレーを塗り、その上にブラウン、グレーとブラウンの中間色で縁取りしたのが下の写真。


と、いつものことっだが、なんだか集中してしまって。
途中経過写真はこの一枚だけ。
その後濁ったオレンジで迷彩を仕上げた。本来、このオレンジにも中間色の縁取りがなされるべきなのだが、疲れたので止めた。
というか、完全にこの迷彩を仕上げるためには、中間色の方を先に塗ってからメインカラーを塗り進めるべきであった。


まず、驚くべき報告を一つ。
実は私、出戻って以来フィギュアを塗装するのはこれで7体目になるのだが、なんと、迷彩でない、単色の服を塗るのが今回のフィギュアのパンツが初である!!
うん、私も驚いた。いっつも迷彩ばっかり塗ってるモンね~。


というわけで、このズボン結構気合いが入っている。
さすがに、ドイツ兵を作っていないせいか、手元にフィールドグレイが無かったため、それらしく混色して作った色で塗り、その色に黒を混ぜたものでシャドー1、ブラックでシャドー2、白を混ぜたものでハイライト1の計4色で塗られている。
ブーツが単色塗られており寂しいのは、今後修正の予定。

さて、ズボンの方に結構な階調を付けてしまったので、不満なのは迷彩スモックの、階調の無さである。
実は迷彩服に対する、陰影にはかねてから不満があり「何とか良い方法が無いものか?」と模索していた。
ちなみに著名な、カルビン・タン氏は迷彩色それぞれのシャドー・ハイライト色を作成して塗るのだそうだ。
私もまねして一時期やってみたのだが、まず大変面倒。それぞれの色を混色するなんて本当に大変である。
次に、シャドーやハイライト、ニュートラルに迷彩が入り込んでくると、私程度の腕だとなかなかシャープに塗り分けることが出来ない。

 そこで、色々考えた。
「ブラックや、濃いめのグレーをすごーく薄めて塗れば、確かに暗さを出すことは出来る。」
「しかし、この方法は、せっかくの迷彩をダメにしてしまう場合もある。濃度や筆に取る量を間違うと、非常に醜くなるんだよなー。」
「まてよ?」
「下地の色を透過させたいのに、なぜ、隠蔽力のある、アクリル塗料や、アクリルガッシュを使うのだ。」
「初めから、透明絵の具を使えば、下地をしっかり見せながら陰をしっかり入れられるんじゃないか?」
「しかし、そんな都合の良い絵の具、、、うーん。ある。ある。」

と、言うわけで、近くの100円ショップにはしり、「アクリル絵具」の黒を買い求めた。
アクリルガッシュ」ではない。「アクリル絵の具」である。

「アクリルガッシュ」が水彩の世界でいうところの不透明絵の具「ポスターカラー」に当たるとするなら、「アクリル絵の具」は、透明絵の具、普通の「水彩絵の具」に相当する。

(実際にはそんなに簡単ではなく、メーカー、色により、「グロス」「マット」、「透明」「不透明」各種あり、本格的に使おうと思ったらかなり勉強しないといけないようです。)

で塗ってみた。


モールド強調、シャドー、いろんな部分で大活躍である。乾燥の早さもアクリル塗料そのもので問題無い。すごくいいぞ!アクリル絵の具。

正面写真、レース付近の陰入れ、左胸の大きなシワも非常に自然に陰が入れられたし、サスペンダーもブラウンに塗った後、回数を重ねながら塗ると、革ベルトの劣化感が表現できる。すばらしい。
アクリル絵の具は透明になり、絵の具の濃度で階調を出すのが前提なので、ガッシュや、タミヤアクリルのような、「粒子」を感じることが無い。非常にキメが細かいのだ。
おかげでかなり薄めてもしっかり色が出てくれるし、ガビガビ感もない。そしてなめらかで塗りやすい。非常によい!

ファレホへの移行を計画していたが、タミヤとアクリル絵の具の組み合わせでも結構いけるんじゃないかなー?などと、いろんなことを考え始めてしまった。

どうなるかは今後の判断によるが、お楽しみに。

このフィギュアも塗装になって相当手を入れているが、まだ完成していない。完成したらまた画像をUPしてみたい。


にほんブログ村 コレクションブログ プラモデルへ にほんブログ村 その他趣味ブログ 模型へ

4 件のコメント:

  1. こんにちは!
    アクリル絵の具の情報、ためになりました!
    さっそく使ってみようと思います。

    返信削除
    返信
    1. 宮崎一誠さん、コメントありがとうございます。
      実はアクリル絵の具は以前人に勧められたことがあるのですが、私の頑固さ故か、慎重さ故か、手を出してこなかった塗料の一つです。
      模型専用の塗料じゃないとどうしても「強度は大丈夫?」、「退色はない?」って心配になってしまうんですよ。
      しかし、何でもやってみるものですね。模型塗料のようなモッタリした感じが全く無く、なめらかなタッチは水彩絵の具そのもので、とてもに魅力的です。
      ファレホもこんな感じなんでしょうか?
      是非使ってみてください。

      削除
  2. おおぉ!いいですね!
    最後に影を入れればいいんですね!
    下地の色を生かしつつも明度を部分的に落とせばいいんですね♪
    勉強になりました。
    アクリルなら相性はいいと思ういます。
    ファレフォも結構いいですよ~

    返信削除
    返信
    1. 麦イチゴさんコメントありがとうございます。
      初めて試した方法で、まだあまり確信が無いのも事実です。
      私が「アクリル絵の具」に感動したのは、どちらかというと、「絵の具」固有のきめの細かさ、の部分です。
      もしかしたら、同様にキメの細かい「ファレホ」とそんなに違いはないのかも知れません。
      いろんな情報を出して、皆さんに褒めてもらったり、実際に使ってもらうのはとても嬉しいのですが、情報の錯誤が無いように、各種アクリルカラーの特性についてまとめた情報をUPしてみたいと思っています。

      削除