2012年2月23日木曜日

完成 タミヤ M1025 ハンビー

タミヤ M1025 ハンビー ウェポンキャリヤー

最後に作成した、ジョセフ・アレンの階級章などが、書かれていなかったり、不十分で未完成な部分も多いが、一応の完成としたいと思う。

出戻り初作品と言うこともあり、不完全だが、おおよその「やりたいこと」は終えた気がする。
経験不足から、思い通りにならずに不満に感じる部分もかなりあり、「未完成じゃないか!」と言われれば、返す言葉がない。

しかし、個人的にはそれなりに満足している。
現代戦の雄とも言える車両で、それなりの技術も示すことが出来たし、今後の展開への指針も示せた気がする。
現代プラモデル業界では、現用車両がかなりの数登場し、結構売れているように感じるが、Webへの露出はかなり少ない。
メインに現代車両を据えて、WW II主流のミリタリーミニチュア、ジオラマの世界の人たちにそれなりの存在感を示したい気がする。
まあ、それにはもう少し腕を上げないといけないのだが、,,

初めての完成品をwebに公開するに当たって、スライドショー他いろいろな手法に挑戦している。未熟だがそちらにもそれなりに注目してもらえたらと思う。



ハンビーとは、

HMMWVは、High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicl(高機動多用途装輪車両)の略で、ケネディージープの更新用として、3社のコンペティションにより1985年より採用された車両の総称。

AMジェネラル社製で、アルミボディ、鋼鉄製のフレーム、150馬力のV8エンジンで、3車両の中最も軽量で、出力も大きかった。

後に、兵員輸送型から、対戦者ミサイルを搭載したものまで、数多くのバリエーションを生み、当然、生産台数多いため、米兵達の足として幅広く活用された。

結果的に、メディアへの露出度も高く、「ブラック ホーク ダウン」、「ハート ロッカー」など、現代戦をモチーフとした映画、映像作品には必ずと言うほど登場し、一般的に知る人も多い。

「ブラック ホーク ダウン」で描かれたソマリアでは、RPGのようなロケット弾のみならず、一般銃弾で多くの兵が命を落とし、ハンビーの装甲性能が問題視され、応急処置的な装甲の強化がなされた。

近年、米兵の死亡状況のレポートで「兵の死亡は、ハンビー乗車中が最多」と報告されたため、更に問題視され、装甲の強化などが図られたが、問題は「ハンビーの性能」ではなく、「その汎用性から、本来の目的から外れた利用が幅広くされていること。」、「簡易型の待ち伏せ爆弾による被害多発」が原因とされている。

ハンビーは「バリエーションの多さ」、「生産台数」ともに、米軍の軽車両としては最多と言え、多くの米兵にも愛されたが、現在は、待ち伏せ爆弾に対応した「MRAP」、「M-ATV」に緩やかながら移行しつつある。





Call of duty Modern Warfare2 「Team Player」

COD:MW2も現代戦をモチーフにしたゲームであるため、上記の例に漏れず、ハンビーの登場頻度は高い。

今回ジオラマにしたシーンはゲームの導入直後「Team Player」の1シーンのカットとなる。
孤立中の部隊を救出すべく、陸軍のレンジャーが出動するというシーンだ。プレイヤーは「ジョセフ・アレン上等兵」で、直前に「シェパード将軍」より、タスクフォース編入のテストを受けており、このミッションの直後に、実際に編入され特殊なミッションを受けることになる。
ゲーム中、後に死亡してしまうキャラクターなので「組織の構成員」とも読み取れるタイトルは皮肉だ。


ドライバー、助手席、後部席のキャラクター達のフィギュアは、ゲーム中のキャラクター達をよく観察して、極力似せてある。後部座席のイブライム伍長、助手席のダン伍長は装備もかなり近く、出来上がり所持しているプライマリ武器も同様だが、完成品においてはほとんど見えない!!
走るアレン上等兵は、プレイヤーキャラクターのため、ゲーム中で見ることが出来ないので付近の兵士たちの標準的な装備を元に空想で作成した。(ただし、ゲーム同様「グレネードランチャー付きM4(ホログラフィックサイト)」と「ベレッタ」を所持しているのはこだわりだ。)

もともとフィギュア作りは好きな方だが、この4体の作成は大変楽しかった。


Call of duty Modern Warfare2 「Team Player」におけるハンビー

ゲーム中のハンビーはいくつかのバリエーションがあるが、このシーンにおけるハンビーの最大の特徴と言えるのは、ミニガンが装備されている点。大きなバンパーが装備されている点、また、米軍にありがちな、後部に荷物がぎっしり搭載されている点。ジオラマでも表現してみた。

ミニガンは、レジェンド製のレジンキットを使用。バンパーはプラ板で自作した。
荷物類の多くはエポキシパテによる自作。

ミニガンを装備しているハンビーは実際に存在しその画像をWikipediaなどでもみることができるが、バンパーについてはゲーム中のものとは大きく違う。
Wikipediaで見られる車両、同様の大型バンパーはレジンキットなどで入手することも可能だが、今回はゲーム中に似せて自作。
より似せるためにシートなどにレジェンドのレジンキットを使う方法もあったかも知れない(タミヤの古いハンビーと現在のハンビーは内装が大きく違う。)。

実際、「ゲーム中の車両に似せる」「実車に似せる」という作業を同時進行で考えることはなかなか難しい作業であった。
また、ソフトスキンと言うこともあり、完成後ほとんど見えない箇所に、かなり手を入れなければならないのも、大変な作業だった。
「ゲーム中」「実車」のバランスは作成、塗装前に充分に計画すべきであった。




今回の作品について

出戻り一作目と言うこともあり「うまくいかない」「不満」な点も多いが、おおよそ思い通りの事が出来た気がする。
現代の模型やジオラマ作成技術の主力は、チッピングと呼ばれる「はげた塗装」感の表現となるが、実は私自身あまり体験したことのない技術。40代の私が出戻る以前のウェザリングの主力はドライブラシによる「汚れ感」だった。
個人的には、ドライブラシによって作られる「偶然性の強い汚れ」、と筆で緻密に書き込んでいく「恣意的汚れ」の混在を目指していきたいと思っている
不満点は、今後の作品に生かしていきたい。
同作風の作品、期待の方は、是非、自作アンケートに発言を!




こちらは「Picasa」作成の、直接スライドショー。ポインティング写真の選択が可能です。

Team Player
こちらは「Picasa」webアルバムによるアルバムセット。写真をじっくり見たい人向け。




最後はyoutube動画です。画質は上二つより劣るかも知れませんが、最大の魅力はBGM付きで、盛り上がることが出来る点!!容量の関係で曲をバッサリやったら先に終わっちゃってます。勉強の余地有りですね。

いやー、写真は結構適当ですが、上記のファイルを作るのは結構大変でした。
これらの作成方法に関するお問い合わせも、同様ですので気軽にコメントを頂けたらと思います。

では、また。

ps.

最後になりますが、私は、完成した自分の作品に特に執着はございません。「本作品が、どうしても欲しい。」と言う方には、お手元に届ける方法など、いろいろ、超えないといけないハードルはありますが、その辺を調整できましたら、お譲りいたします。
直接連絡されたい方は、こちらのフォームよりご連絡ください。

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2 件のコメント:

  1. お久しぶりです!やっと受験が終わりましたww
    ハンヴィー完成したのですね!
    とってもカッコいいです!
    FPSOPさんが作ったハンヴィー、僕の持っているハンヴィーじゃないですww
    COD:MW2のシーンがとてもうまく再現出来ていると思います

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    1. 1025Humveeさんコメントありがとうございます。
      やっと完成しました。長かったです。
      それでも、こうやって披露できるのはとってもうれしいです。
      ビデオやスライドショーお楽しみ頂けたら、とても嬉しいです。
      ゲームシーン・シリーズはまた挑んでみたいですね。
      どんなシーンが良いか検討中です。

      削除