2011年9月26日月曜日

CODジオラマ制作過程1

「コール・オブ・デューティー:モダン・ウォーフェアー2」のジオラマを作るぞ!!
と、アナウンスしてはいるものの、その後の情報が、さっぱりで、自分自身大丈夫なのかなー。と不安になる部分もあるので、思い切って、どういう物を作るのか?どういう経過なのか?というのを未完成病発病の前にアナウンスして、気力を乗せてみたいと思う。

まず作成予定のシーンはこちら。クリックで拡大する。
cod team player
プレイしたことのある人なら、ぱっと見で分かると思うが「COD:MW2」開始直後のシーン「Team Player」の開始直後、プレイヤーがハンビーの銃座に乗り込もうとするシーンである。
このシーンを選んだ意味はさほど無いのだが、単純に私がCOD:MW2で「ハンビー」を思い浮かべたらこのシーンだっただけ。他にも、「バルコニーにいる民兵に銃を向けようとするシーン。」「ひっくり返ったハンビーから飛び出すシーン。」なども考えたが、ハンビー1台。素直に組んで。という考えから外れるので、このシーンを選択した。

ジオラマのシーンのイメージは、ハンビー車内に3人のキャラクタがいる。そこに飛び込もうとするプレイヤーキャラクタ、PFC「ジョセフ・アレン」。
助手席のCPL「Dunn(ジェイク・ダン)」はいつもの重装備でドアを閉めようとしている。
後部席の地元兵が、アレンのためにドアを開け、早く乗るように手招きしている(ゲームで手招きするのは写真のシーンの直前になる)。
という感じ。

このシーンの便利なところは、ステージの開始直後なので、気楽にこのシーンをゲーム中で眺められること。また、プレイヤーがハンビーの後部座席に近づいて乗車しない限り、ゲームは先に進まないので、思う存分ハンビーの考証が出来る点だ。
っていうか、ゲームなんで、時代考証とかいらない分ものすごく楽だなー。2次大戦物のジオラマ作ろうと思ったら時代考証だけで相当の、時間とお金が必要(まあそれも面白いんだけどね)。


さて、COD:MW2に登場するこのハンビーの特徴は、下記の写真の通り。

cod team player HMMWV
COD team player HMMWV2

印象的な大型のバンパーと、グリルガード。搭載兵器のM134ミニガン。そして後部の大量の荷物類である。ドアの上にはカモフラージュネットらしき物も巻いてある。
これを再現するのは結構大変だぞ。

で、取り合えず「バンパー」、「グリルガード」にアタックしてみた。

タミヤハンビージオラマ用バンパー

実はウィキペディアの画像にはこれに似た大型バンパー、M134搭載ハンビーの画像がある。
そしてこれに見合ったキットもあるのだが、ゲーム中の物は微妙に違う。

はじめは、「このバンパー上にせり上がっている割にはボディーに近すぎるよな。」「実際にこんなバンパーがあったら、たぶんボンネット引っかかって空かないな。」などとも思ったが、思いっきり割り切った。
「私が作ろうとしているのはある意味ハンビーではない「COD:MW2」というややSFがかった世界の乗り物なのだ。」「ボンネットが開かなかったからって、なんなんだ。資料がそうなっているんだから、そのまま行くぞ。」
と、論理性をぬぐい去り、ゲーム世界の再現に徹することにした。
バンパーの出っ張りは、実際のバンパー同様、緩衝用のゴムが固定されているのだと思った。だとしたら固定用の穴を2つ空けるべきだが、これも割り切った、ゲーム中にはそれらしき物は見られない。
テクスチャでは真ん中一カ所に何かありそうだが、これは、ゲーム中のテクスチャ同様、塗装時に考えてみたい。

ちなみに写真のバンパーは当然、タミヤのキットには付いてこないので自作。
バンパーと突起はプラ板製、グリルガードは真鍮線を使用した。プラ板に穴を空けて真鍮線を差し込むには手こずった。仕上がりがややゆがんでいるのは「ご愛敬」の一言で解決だ。
現在は、(金属/プラ板部、などの一部に)サーフェイサーを吹いて、その後、ひとまず、フラットブラック処理。
ここれから着色に入ろうか?という感じ。

cod team player 資料

こちらの画像はゲーム中でハンビーのドライバーをしているキャラクターと全く同じ装備(顔も)の人。
前回フィギュアを作ったときの失敗を繰り返さないように、今回は徹底的に、造形を作ってから塗り始めるぞ。ということで、検証してみた。

ジオラマ用 ハンビードライバーのヘルメット

フィギュアにはレジェンドのレジン[LF0119] US Vehicle Driverを選択。右手をシフトレバーへ運んだ格好いいポーズ。モールドの良さは、前回の試験作成モデルで立証済み。


ただし、頭部、ヘルメットはハンビーに付属のドライバーの物を使用した。
理由は、レジェンド製は頭部ヘルメットが一体なのに対し、タミヤは頭部、ヘルメットが分離形成のため、ヘルメットをいじるのに都合がいいと感じたから。顔も似てたしね。

ドライバーのヘルメットはカバー無し。手元にカバーのない米軍ヘルメットはなかったので、ハンビードライバー用のヘルメットからカバーのシワモールドを削った。さらにタミヤヘルメットは「フリッツ」型とはいっても、PASGT(パスゲット)タイプ。このタイプはつばの部分が長い。これも加工して、今風ACH~ECH風に。

ゴーグルはタミヤ ハンビーににも付属してきたが、形が古すぎて使えない。手持ちによいゴーグルもなかったので、その古い形状ののタミヤゴーグルを、これまた削って修正することにした。

ゴーグルのベルト、ヘルメット上部、後部のベルトは紙で作成。

ヘルメットの後ろにはゴーグルカバーらしき物もあるので、パテで作成。

ヘルメット右にはフラッシュライト。これは真鍮線でそれらしくくっつけた。

ヘルメットだけでこれだけ手がかかってくると、全体ではどうなる事やらの領域である。
まあ、装備品ポーチの類まで完全にゲーム中をコピーするつもりはないので、比較的スムーズに行く部分もあるだろう。「ゲーム中の雰囲気」が出せればいいなー。と思っている。

現在の進捗はこんな感じ。
まあ、平たく言うと、「シャーシとドライバー作ってます。」って感じ?
正直、今回最初に紹介した画像にたどり着けるかどうか不安感はある。
だが、こういった幾多の試練を乗り越えていくのが、ジオラマ作りってもんだろう。え、違う?

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2011年9月23日金曜日

レビュー タミヤ 1/35 アメリカ現用陸軍歩兵セット

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連発で行く。

2回目のミリタリーフィギュア解説は「タミヤ 」

製品は「タミヤ 1/35 アメリカ現用陸軍歩兵セット」。



全4体セットで一体価格は150円程度と前回紹介の「トランペッター PMC」の1体370円程度と比較すると半額以下でかなり買い得に感じるかも知れないがセット内容は全く違い、トランペッターが6セット構成だったのに対し、こちらは2セット構成。
ランナーの全面積を比較しても半分程度で「価格/セットボリューム比」的には同程度に感じる。

タミヤ 現用歩兵 箱絵
タミヤ 現用歩兵 箱絵裏 アメリカ現用歩兵 全セット
筆者撮影の箱絵 裏箱絵 キット全内容


セット内容は、

それぞれのフィギュアの手足胴体で1セット。
ヘルメット、ポーチ、銃器などの装備品で1セット。

の2セット構成となっている。

タミヤ 歩兵詳細 タミヤ 銃器詳細
フィギュアモールド 銃器のモールド


モールドはなかなかの出来と言える。特に銃器は前回のトランペッターと同様素晴らしい。セーフティーレバーの出来などは、トランペッターを上回るシャープさ。しかし、銃口部などの細かいところを見ると、トランペッターの方が手が込んでいる。
ちなみに、前回紹介したトランペッター製のM4は「auto」位置。今回紹介のタミヤ製のM16は「semi」位置にあることが分かる。

このキットのフィギュアには、いくつかの特徴的な部分がある。
まず、頭部、手足など末端部分、肌の露出部分が比較的大きく作られているように感じる点。
顔の造形は今ひとつ。顔自体が大きく、またヘルメットに向かって広がっていくちょっと変な形状になっている。その昔作ったドイツ兵や、米兵はもっと、「ドイツ人」「アメリカ人」に見える造形だった気がするのだが、今回のこのセットは、雰囲気が悪く、また、個々の個性が薄い。言い換えれば、出来が今ひとつなだけでなく、どれも同じに見える。
ある意味、顔塗装の腕の見せ所かも知れない。

手も体全体から見るとやや大きく感じ、目立つ。銃器をセットすると更に手が際立ってくる。ちょっと違和感有り。
腕、頭部の大きさの割に、下半身が、他キットと同程度のバランスのため、結果的に細めでやや華奢に感じる。バランスに難あり感はいなめない。
(この辺の比較は、今度フィギュアパーツを並べてやってみたい。)

ただしこの傾向は、このキットの特徴であり、タミヤ全体に言えることではなさそうだ。
このキットが発売されたのは1985年8月と結構古い。
2003年4月に発売されているハンビーのセットになっているドライバー、ガンナーのモデルは顔も小さく表情にもアメリカ人らしさ、リアリティがある。ヘルメットの大きさも、この製品にセットされているものより小さい。
上記の欠点はこの年代、またはこのキットの特徴と言うべきなのかも知れない。

頭部は、トランペッター製と違い、体との一体形成。
ヘルメットは別形成となっているので、前回紹介したトランペッターのベースボールキャップのようなものを合わせることが可能だが、頭が大きいので「サイズが合わずに頭部を加工しなければならない」なんてことも考えられる。
タミヤは以前から顔、胴体一体形成が多いが、トランペッターなどの後発メーカーは頭部が胴体と別パーツになっているケースが多い。これは、最近の傾向として、単体で発売されているガレージキットの頭部を付け替えやすいようにの配慮ではないかと思われる(ハンビー同梱フィギュアは頭部、ヘルメット共に別形成)。

別売りヘッドとしてはこんな感じ

頭部はホーネット製ヘッドセット。画像はアマゾン商品


個人的に、一番不満を感じるのは、このモデルは「アメリカ現用歩兵」を謳っている割に装備が古すぎる点。
これは、私の要望に合わないだけで、製品の欠点とはならないが、「ハンビーでCOD:MW2のシーンを再現したい」と思っている私の要望には全く合わなかった
せめてM-4がセットになっていたらなー。残念感が強い。

ウッドランドが標準塗装例として指示されていたり、主力武器が、M16だったり、Molleシステムではなく、アリスベルトを装備していたり、腰に水筒という具合に、装備が古すぎる。
「ベトナム戦争以降」、「湾岸戦争以前」位の装備で、こういう言い方をするとなんだが、アメリカがあまり戦争をしていない時代の装備で、どういう想定で活用していいのか分からない。
対戦者ミサイル「M47ドラゴン」は貴重と言えるが、ジャベリンが主力の現代ジオラマでは、それなりの加工を施さないと使えなさそうだなー。

総評としては、

フィギュアの全体的バランスが今ひとつ。
銃器の造形はすばらしい。
装備が古い。


といった感じ。

私がこのキットを購入した理由は、走り込んでいるキャラクターの作成に使えそうだと思ったから。
しかし、このキットのキャラクターを今回のジオラマで使おうと思ったら、手や、頭のバランス、装備の作り直しなど、結構大変な加工をしないと使えそうにない。

どのキャラクターもポーズがすごくいいので、正直もったいない。
どういう局面での利用を想定して作られたキットなのか?目的も不明確で、改訂版を企画しては?と言いたくなる製品である。
頭、腕、下半身のバランスの悪さ、スケールのアンバランス感は、致命的で、単純に出来の善し悪しだけでなく、他のフィギュアと組んでのジオラマ作成にはちょっと難ありである。

しかし、ポーズがいいのは事実。腕に覚えのある人は、装備全般を作り直す気持ちで向かってみるのはどうだろう。
私もポーズを利用し、「頭、手をすげ替え、装備を作り直して活用してみようか?」と考えているところだ。

最後に10月末にスポット再販が予定されている「1/35 アメリカ現用歩兵 デザートソルジャーセット」は今回紹介した「アメリカ現用陸軍歩兵セット」に「今まさにM47ドラゴンを発射しようとする歩兵」と「射撃指示する通信兵」を加えて、合計6体となったセットのようだ。


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2011年9月22日木曜日

レビュー トランペッター 1/35フィギュア 「要人警護オペレーター」セット

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私は出戻りモデラーということで、昔話が多くて済まないのだが、私がプラモ全盛の20数年前は、ミリタリーモデル業界では圧倒的に「タミヤ」が強かった。
モールドの細かいところなんかのリアリズムはなんと言ってもタミヤが一番で、たまに見かけた。「イタレリ」製品なんかを作ると「まあ、イタレリもいいね。」みたいなへんな余裕があった物だ(?)
タミヤニュースなんかで目にする海外のモデラーも圧倒的にタミヤ使ってたしね~

って、今思ったのだが、ただ単に私が田舎者だっただけかも知れない。

まあ、そんなことはさておき、今のミリタリーモデル業界を眺めると「トランペッター(中国)」「AFVクラ(台湾)」「ドラゴン モデルス(香港)」「ブロンコ(香港)」と、アジア圏大全盛。
まあ、「タミヤ」もがんばってはいるのだろうけど、ちょっと元気がない感じ。

今回、「タミヤ製ハンビーでジオラマを作る。」ということで、現代米軍のフィギュアをいくつか集めてみないといけないので、数社、数モデルを購入した。

当初、「中国製のプラモデルかー」なんてちょっとバカにした感じで向かっていたのだが、インターネットで調べてみても、評価は悪くなく、タミヤの上を行っている製品も多いらしい。

「そうなのかなー」なんて思って、手元にあるフィギュアを見てびっくり。素晴らしいではないか。
ただ、今回、気になったのは、「中国製モデルがなかなか良い」とか、「タミヤ元気ないぞしっかりしろ」っていう話ではなく、「ミリタリーモデルの情報がそもそも少ない。」と言う点。

インターネット上のショップで提示されている情報は、おざなり的で「こういう製品があるよ」程度。
その後、その製品の詳細を調べてみようと検索してもなかなか出てこない。
製品のフォローをしてくれているサイトはほとんど無い。

おかげで、「現代米軍」、「最新装備」の米兵が欲しいのに、結構訳の分からない製品を買ってしまった。
がっかりである。

なら、私の後から同様の製品を購入したいと思う人のために、情報を提示しようじゃありませんか!
というのが、今回の企画である。自分の要望に合う商品なのかどうか?を事前に調べられる!こりゃ幸せなことです。

初回を飾る商品は、
トランペッター 1/35 「要人警護オペレーター」である。


トランペッター社の製品扱いが多く、安いお店。送料が良心的な、2店舗選んでみた。
在庫状態、いっしょに買う商品などに合わせて選択するといいと思う。

こちらが私が撮った写真
要人警護箱絵
要人警護キット
クリックでフルサイズ 全キット内容です。

パッケージには、「PMC IN IRAQ 2005 VIP Security guards」とある。
PMCとは「民間軍事会社」の略。将来詳細を解説してみたいが、今回は割愛。「民間軍事会社」を参照して欲しい。

「イラクにおいて要人警護に当たっている民間軍事会社のオペレーター達」という設定である。
「箱絵」を見る限り、このままジオラマを作っても充分いけそうな感じである。
右の写真はパッケージ全内容。デカールなどは含まれていなかった。

キット内容は3人のオペレーター。1人のVIPという設定。
VIPは、ワイシャツネクタイにボディーアーマー。重要書類か?という感じの鞄を抱えている。
PMCのオペレータ達は、重装備のベストを着用しているが、全体的にラフな感じで、「PMCらしさ」を演出している。
パーツセットは6。人の部品4人分で1。
バックパックや各種ポーチで2。
「M4」2種(フォアグリップあり、フォアグリップなし)のセットが2個入りで4。
M4用のガジェット、各種スコープやM203グレネードランチャー。フォアグリップwithフラッシュライトなどで5。
最後にベレッタM92のセット。ガン自体だけでなく、ホルスターのみ、ホルスター収納状態、マガジンなどで6。

となっている。
単純に人数を価格で割れば、一体370円程度と、1体100円前後のタミヤフィギュア比較すると高く感じるかも知れないが、装備面の多彩さを見るとありがたい。
4人のフィギュアに対して、アサルトライフルが、4挺、ハンドガンが単体で2挺、ホルスター収納が6挺(装備セットに4含む)、ホルスターのみが2と多彩に手に入るのはうれしい。
タミヤ製品は「セットをそのまま組むと部品が余らない。」というケースが多いが、本製品は普通に組んでも、ライフルのガジェット類、ポーチを含め相当の装備品が余るはずだ。これはうれしい。

ちなみに、トランペッターでは、銃器類を単体でも販売しており、本製品の銃器もこれらセットからの流用と思われる。
つまり、このセットに含まれるM4、M92は必要なら単体でも購入可能だ。

トランペッター 005101/35 M4SPECIAL & M4CQB
トランペッター 005101/35 M4SPECIAL & M4CQB
価格:420円(税込、送料別)
トランペッター 005041/35 M92
トランペッター 005041/35 M92
価格:420円(税込、送料別)

さて、フィギュアの方だが、一番最近作ったのが「レジェンドのレジンキット」という事もあり、やや、残念な部分もある。しかし、1体1000円級のレジンキットは比べるべきではないだろう。ただ、MOLLEは爪楊枝で線を引いたような感じでやや寂しい。
脚部はコンバットブーツに普通のラフなパンツというイメージを出したかったのだとは思うが、パンツ裾部が不自然に長く、ベルボトムのようで悲しい。

トランペッターPMCディテール
トランペッターPMC脚部ディテール
モールとキャップ 問題のパンツ

このセットの特徴的なのは、全てのキャラクターが「一体形成の」サングラスをしておりオペレータの頭部はベースボールキャップのみと言う点。
顔の出来はまあまあ。やはりレジンキットと比較するとシャープさに欠ける傾向はあるが悪くない。

問題なのは一体形成のサングラス。これでは、サングラス以外で使用出来ないではないか。
また、トランペッターフィギュアの頭部はやや大きい。
その分塗装は楽かも知れないが、、、、、他社のフィギュアと組み合わせる際には注意が必要になるだろう。

幸いキットは頭部のみ別形成となっているので、用途によって「頭部のみ別製品」という選択になるだろう。
ベースボールキャップという、この業界では貴重品の部類が手に入るので勘弁しよう。

もう一度銃器の話をしよう。トランペッターの銃器のモールドはすごい。
下の写真を確認して欲しい。
トランペッターPMC M4ディテール
ストックについてスリング用の穴から、ストックの長さを変えるためのレバーとスプリング用のボルト。
トリガーに、セーフティーレバー、分解用の上部切り離し用のレバー
各種ガジェット用の上部ガイドにフォアグリップ部の細かいモールド。銃口まで。

とにかく細かくできており、シャープさにはやや欠けるものの「レジェンドのレジン」に負けずとも劣らない出来だ。
ややもすると過剰なほどのモールドだがこのモデルはせいぜい2cm~3cmmこれだけの小物となると過剰なモールドの方が存在感を表現できる。ズーム写真だから過剰に見えるが、セーフティレバーなんて有っても無くても、誰にも見えなくて当然。ある意味、どうでもいい世界なのだ。
どこのメーカーも、こういう細部にはこだわる傾向にあるが、そういうところにこだわるのは「おもしろい」と言うか、メーカーの根性みたいなものを感じる。塗装したときに、こういった部分を「つぶさないように」、「より際立たせて」塗ってあげたくなってしまう。

そう考えると上記のライフルセット420円は決して高い値段ではないし(何挺のセットかは未確認)、そのセットが同梱で1500円程度の本製品も高くないんじゃないかと感じる。


最後に本製品の総評だが、

本製品を購入した理由は、「COD:MW2」の1シーン「スズメバチの巣(The Hornet's Nest)」のジオラマ、「タスクフォース141のメンバー表現」なんかにいいんじゃないか?と思っての購入。
これらフィギュアを体を上記ジオラマにそのまま使うとなるとかなりの加工が必要になりそうだが、銃器、マガジンポーチやら、小型のバックパックなどの、小パーツが多数入っているのはうれしい限り。

色々な場面での利用となると、一番のネックになるのはやっぱりフィギュア固定の「サングラス」か?
このセットだけで素組、塗装っていうのも、PMCの自由な装備と相まって、塗装バリエーションが多そうで面白そうだ。

今回作成中のハンビー・ジオラマではこのセットからのフィギュア登場は少なそうだが小パーツはどっかで活用できそうだ。
セット内容がみんなに伝わってくれるとうれしい。個人的には面白いセットだと思う。



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2011年9月20日火曜日

模型作り訓練 & レビュー レジェンド LF0132 US Dismounted Patrol Leader

他ブログで書いた記事の移動記事です。

どうしてもプラモデルが作りたくなってハンビーを購入したことは、以前解説したとおり。
ハンビーでジオラマを作成するつもりなのだが、自分の塗装技術の程度に不安があったので、取り合えず訓練として「フィギュアを塗ってみなければなるまい!」ということで、購入したのがこちらの韓国製レジンキット。

メーカーは韓国「LEGEND レジェンド」。
レジンキットの他には、エッジングパーツや、各種プラモデルの改造、改良キットなどを製造している。
本製品はプラモデルではなく、「レジン」いわゆる樹脂製の製品である。
製品は現代米軍のパトロールリーダーという設定。M4を携帯し、巨大なバックパックを背負っている。



私は「レジン」という物に詳しくなく、作成したのも塗装したのも今回が初めて。
プラモデルよりも製造工程が簡単なようで、いわゆるガレージキットのような形で制作されている物のようだ。
プラモデルのように大量生産できないのも特徴で、全体的に入荷が困難なのも特徴と言える。
(「レジン」は英語で「resin」で、単純に「樹脂」の意味。ここでは「合成樹脂製である」という意味合いと思われる。)

初めて作った「レジン」イメージとしては、プラスティックと同程度の堅さがあり、扱い方もプラスティックと似ているが、プラスティックのようなしなやかさに欠け、力が加わると、ゆっくり曲がったりせず、「ポキッと」折れる傾向がある。石膏ほど、弱くないが、欠けやすさ、ヤスリで削った際の「粉質感」は石膏に似た部分もある。
細かい部品や、ランナーからの切り離しには注意が必要だ。

かく言う私も、足の部分の切り離しに失敗し「かかと」が欠けた。パテで修正して何とかしたが、注意することに越したことはない。ランナーを大きめに残してヤスリで削って仕上げるのが正解だろう。

で、いきなりだが塗り上がりがこちら。

パトロールリーダー塗装後全景クリックでフルサイズ

塗装の詳細な話はさておいて、レジンキットの解説を済ませてしまおう。
まず、レジンはプラスティックではないので、プラモデル用の接着剤では接着できない。私は模型用の瞬間接着剤を使った。大変便利だがあっという間に固まるので、仮組を何度も繰り返し、接着位置のシミュレーションをした上で接着した方がよさそう。
私の場合、接合部分にピンバイスで穴を空け針金を差し込んだ(頭部)。位置の確認には最適だし、接着剤+αの強度が得られそう。また、針金は塗装時の、クリップポイントとしても使える。

パーツは5個、「頭部」「右手」「左手」「携帯武器」「体」となる。以外なのは背中の大型バックパックが別パーツになっていない点。

その利点は、バックパックが体と一体になっているため、「背負っている感」が非常に良く出ていて、取って付けた感じが無い点。

しかし、この「取り外せない」点が、同時にこのフィギュアの利用幅を狭めているのも事実。
バックパックは巨大で、通常のパトロール中、作戦中の情景では使えない。ハンビーに合わせるために多数のフィギュアセット、レジンフィギュアを購入したが、このフィギュアが、ジオラマ中最も使えなそうだったので、今回の塗装テスト用となった。ポーズも今ひとつひねりがないしね。

全体的、詳細な造形は「素晴らしい」の一言に尽きる。
造形が細かいと言うだけでなく、非常にシャープ。「これが、プラモデルとレジンの違いか!?」と感じさせるものがある。
価格は1体で1000円弱と、プラモデルのフィギュアセットに比べるとかなり高いが、その価値は充分にある。
ベスト、バックパックに配置されたMolleも非常にリアルでシャープ。同様にシャープに塗装すれば、自分の塗装レベルが1ランク上に感じられるであろうほどの出来と言える。

欠点は、逆にあまりにもリアルすぎ、細かすぎるために、他のプラスティック製フィギュアと一緒に情景(ジオラマ)を組んだとき、バランスが悪くなる心配があること。
その辺は皆さんの塗装技術でカバーして欲しい。また、先に書いたとおり、大型の装備と、その装備が外れなくなっている点は、やはり、ジオラマ作りにはネックになる。

レジェンドは現代米軍のレジンキットを多数リリースしており、入手状況は困難だが、現代戦のジオラマを作りたい人は、チェックしてほしい。
実は、私も一通り買った。

アマゾン 「レジェンド プロダクションズ」

さて、レビューはここまでにして、塗装の話を。

ACU とパッチとM4クリックでフルサイズ

ご覧のように、ACU着用、バックパックはデザート仕様。という設定である。
ジオラマ作成時の楽しみ(苦痛?)の一つに「時代考証」というのあるが、今回はこの部分をザックリと削ることにした。
というのは、ハンビーで作成予定のジオラマは、「「コール・オブ・デューティー:モダーン・ウォーフェアー2」のシーンを再現する。」というテーマで行こうと思っているので、今回のフィギュアもCOD:MW2に登場するキャラクターのイメージで塗装してみた。
COD:MW2に登場するキャラクター達は、SF的要素を表現するためか、装備が非常にまちまちでおもしろい、今回もその辺の面白さが出せたらなー。と思って塗った。

順番に解説する。まずは、ACU。
ACUは非常に細かく、「面倒で難しい」だけでなく、塗り上がりに「らしさ」がなかなか出てこない「やっかいな迷彩パターン」だった。所持している実際のACUに色を似せてみたり、色々努力してみたが、今のところこの辺が限界。
今回は、横縞を多数配置して、雰囲気を出そうと試みたが、今ひとつ。改善の余地多数有りで、次回までには新しい技法を投入したいと思っている。

M4は、私もインターネットで色々検索してみたがこういう配色のM4は見たことがない。しかし、そこはゲームの世界の面白さなので、上はブラック、下部、ストックなどがデザートという配色を、そのまままねてみた。
ちなみに、銃は一部改造、銃口部分をサイレンサー装着風に、ストックの取り付けも真鍮線で補強してある。
これは、キットのM4の銃身や銃口が「ややゆがんだ感じに見えた」ので、まっすぐに作り直したくて、始めたことだったが、基本的には失敗だった。
自分のピンバイス能力が低く、結局曲がった感じは直せないまま、銃口の加工が面倒だったので、サイレンサー風にしている。
冷静に考えると、この装備に、サイレンサー付きM4はやや珍妙かな?
サイレンサー部は0.5の銃身に0.8の真鍮線にピンバイスで穴を空けて接合した物だ。努力してみたが結果的には×かな?

バックパックは、デザートっぽいカラーにしたが、COD:MW2内では、服以外、ベスト、装備品、ポーチなどが「オリーブ・ドラブ」っぽい色のものを着用しているキャラクターが多い。その点では、オリジナル塗装と言っていい。
このバックパック、実はACUの塗装方法と全く違う、ドライブラシをメインとした塗装をしており、全体的に暗く、服とのバランスが悪い。
Molleに対するシャドーの筆入れはうまくいった。ドライブラシだけではカバーできないこういった細かいシャドーの塗装は改めて塗り直した方が、圧倒的にシャープに仕上がる。

パッチは最後に塗ったので結構駆け足。緻密に塗った後に、グレー系統でウォッシュ。本来ACUにはこういう色のパッチは貼らないんじゃないかとも思ったが、これも「Call of Duty :Modern Warfare2」より。右肩の部隊章もCOD:MW2の1シーンより頂いた。

バックパック 塗装
パッチ塗装
バックパック こちらは左から

塗装は、色々な技法、色々な塗料を試してみた。かなり細かいので、技法的な主力はドライブラシと言うことになるが、塗料は以前報告の通り、水性アクリルは使えば使うほど、悪い結果を招くということが分かり、「タミヤエナメルカラー」がメインとなっている。
エナメルからは、薄めても濃いめに使っても、しっかりと発色してくれる、いい塗料だ。私が「パクトラタミヤ」に慣れてきたせいもあるのかも知れないが、やっぱり細部塗装は「エナメルに限る。」という印象である。

顔塗装

顔の塗装は、実は以前、顔の塗装だけ終えた時点で、ブログにアップしようと写真を撮ったら、(デジカメのズーム機能による)アップのおかげで、塗装ムラのひどさに驚いて、全部剥がし、塗り直したという経緯がある。
今回は、同じ顔、二回目の挑戦。比較的まともに仕上がってはいるが、まだまだ研究、向上の余地有り。

ジオラマ台座1
ジオラマ台座2
タイヤ痕 つぶれたCokeカン

ベースはホームセンターで80円で購入した飾り台にパテを盛った物。
パテを粗く盛って、更に盛り直し、表面を削り上げて平らにすれば荒いアスファルトっぽい雰囲気が出るかと思ったが、今ひとつの出来。荒く盛った物を削るという「一発仕上げ」の方が良い結果を出してくれたかも知れない。
塗装はドライブラシで数色を塗り、アスファルトの雰囲気を出し、最後にデザート系の色をエアブラシ。オマケに手元にあったハンビーのタイヤに、デザートを塗って転がしてみた。

次回のジオラマに大量登場予定の、「つぶれたカン」を練習として作成、飾ってみた。ランナーから削りだした物だが、パテで作るのが正解かも知れない。

台座にフィギュアを固定した後、靴の周り、カンの周りに、シャドーを施して完成。

結構手間のかかる作業であった。何しろ、仕事の合間、昼休み、睡眠時間を削っての作業と、全く飛び飛びの時間しかとれなかった割には、いい出来映えではないだろうか?

今回の一連の作業で、考えたことがいくつか。
まず、

「もっと計画的に作らなければならない。」

今回はあまりにも思いつきだけで動きすぎた。バックパックは、塗装中にデザートにすることに決定し、塗り重ね塗料を無駄にしたし、後になってヘルメットにゴーグルを追加しようか?と迷った(結果的にあまり手を入れないことに決定)。
肩のパッチだって、紙でパッチ風の物を一枚乗せていれば、ずいぶん雰囲気が変わっていたはずだ。

塗装が始まる前に、モデルの不満点、加工すべき点を洗い出しておいて、完全に加工し、次の段階として「塗装」をセッティングすべきだった。

第二に「信念を持って塗るべき」
多くのモデラーのとる方法が、自分がこれまで使ってきた手法と違い、いろんな手法を、まぜこぜで使ってみたのも失敗点。インターネットやら本やら、塗装のための情報を集めすぎた。結果的に、大いに迷い、自分の手法に自信が持てなくなったのは、大きな問題点。
自分の手法にもっと自信を持って、あまりあれこれ悩まないで方がいい気がする。
自分なりの思い切った塗装法が、いい結果を導くというのが今回一番思った点だ。

さて、20数年ぶりの模型塗装、私は大いに楽しみました。
自分はどっちかって言うと、模型作りより、フィギュア塗装の方が好きなんだって事も分かりました。

新規モデラーの方、出戻りモデラー予備軍の方、いっしょにプラモデルやってみませんか?
今回の記事楽しんでもらえました?
レスポンスいただけたらうれしいです。では、また。

(おっと、蛇足ですが、今回の塗装中、多くのミリタリーモデラーが、現代兵よりも、旧ドイツ軍などの古い時代のフィギュアを好む理由が分かった気がします。現代兵は、迷彩もそれに付属する装備も非常に合理的で、コントラストが無くて面白くないんですよね。今回塗ったフィギュアもモールドは素晴らしいのですが、結局、服も装備も、バックルもベルトもみんなグレー統一です。グレーのシャツに、革製ブラックのベルト、金属のバックルと、美しいコントラストを持ったモデルを私も塗ってみたいですもんね~。)

2011年9月12日月曜日

レビュー タミヤ ヘッドルーペ

他ブログで書いた記事の移動記事です。

最近購入した「タミヤ ヘッドルーペ」のレビューをしようと思う。

私のように、昔プラモデルを作っていて、今新たに作り始める人のことを世では、「出戻りモデラー」と呼ぶらしい。
出戻りモデラーが超えないといけないハードルはいくつかある。

模型の価格が上がったり、塗料の入手がやや困難だったりするのは、これまでも書いてきたとおり。でもこれらの問題は、子供の時とは違うそこそこの財力があるし、インターネットなどの通販を利用すれば、何とか解決が可能。

しかし越えなければならないハードルは他にもある。
まずは、作業場所の確保だ。
以前もちょこちょこと書いているが、私は去年家を新築した。たった一室とはいえ、まさか新築の家でエアブラシやラッカー系の塗料を使うわけにも行かない。エナメル、アクリル系塗料も無臭に近いとは言え、独特の匂いがある。
最近では、塗装用ブースという便利な商品があるようだ。
高気密な家で模型を作るなら必需品だろうが、これも悪臭を室外に排気するだけの商品なので、近所迷惑になりそうだし、過去の経験から模型作りは相当に周囲を汚すのは間違いない。

というわけで自宅でのプラモデル作成ははじめから考えられない。
私の場合は、果樹で使用する倉庫の二階に、幸い空き場所を確保できた。
作業机は家を造った大工さん(友人)のPCの調子を回復させた御礼に無理矢理ただで作らせた。
これで作業スペースの確保はOK。

次は道具である。
過去の資産なんて当然ゼロなので、ニッパーから、ヤスリから新たに購入する羽目になる。
模型作りを相変わらず続けている友人からいわゆる「いいニッパー」を勧められたりもしたが、結局バリ取り形成線の消去にはナイフやヤスリが登場するので、私はニッパー、ペンチ類にはこだわらず普段使用している物をそのまま流用することにした。

筆なんかはとりあえずは100円ショップに色々そろっているものでカバー。どうしても満足できない部分はやや高額だが、いい物を購入した。この辺は後にレビューするかも知れないのでお楽しみに。

ピンバイスなども、ホームセンターに行くと、以前から比べると結構安価に手に入る。サンドペーパー、耐水ペーパー類もホームセンターに一通りそろっていた。

そして最後に作業道具として購入したのが、今回紹介する「タミヤ ヘッドルーペ」。
こういう商品は以前からあったのかも知れないが、私は使ったことがなかった。

まあ、子供の時は、模型を買うのに予算が手一杯で、こういうのに予算が回らなかったのが実情かな?
視力も良かったから裸眼で何とかなっていたのだろう。

ところが今回はもう、1/35のフィギアが小さく見えてしょうがない。「良くこんなサイズに昔は目なんか塗っていたもんだなー。」と驚いた。現在は、若干老眼も入ってきたのか?細かい物がやっぱりよく見えない。
で今回の購入の運びとなったわけだ。
困った物である。

製品は頭に回すヘッドセットに跳ね上げ可能なアタッチメントが付いている構造。
レンズは、「1.7倍」「2倍」「2.5倍」の3種類のレンズが同梱され、目的に応じて付け替えられる。
上の画像をよく見てもらうと分かると思うが、レンズの縁には、色の入った細い線が入れられていて、同色のケースに入っている。レンズ交換の際には色で選択できるので大変便利だ。
インターネットで色々調べてみたところ「レンズ関係」の国内メーカー「テラサキ株式会社」という会社のOEMのようだ。価格的にはタミヤ製品のほうが手頃な設定になっており、ヘッドルーペ関係ならこちらの製品を買っても間違いないはずだ。
他に比較対象になる物を調べると、激安で「LED照明付き」なんて物も見つけられるが、ものがさすがにレンズだけに、いい加減な商品を買うと、最悪視力にダメージを与える可能性もあるので、しっかりした物を購入したいものだ。

製品オプションとして、「3倍(フチ色無し)」「4倍(単眼)」が供給されており、タミヤ カスタマーサービス、タミヤ製品取扱店で入手が可能。私はカスタマーサービスに電話し両方入手した。

使用感としては、これを付ければ視野全体が拡大されるわけではなく、一定のピントの合う距離だけがくっきりと所定倍率になり、他はピンぼけの感じである(レンズなんだから当たり前か)。
慣れるまでは時間が必要かも知れないが、それ以上に手に入れられる物が大きい。

ちなみに倍率の低い2倍程度のレンズの場合、ピントの合う距離範囲は広いので、模型を組んだり、バリ取り作業などをするときは2倍程度がちょうどいい。

レンズの跳ね上げは以外と堅く不便で、レンズ外に動かして、実寸を見るケース、あるいは、ヘッドセットそのものを持ち上げての使用、の方が多かった。
しかし、実際に使ってみて驚いた。これは、便利。視力が衰えているせいか?あるいは、やろうとしていることが細かいのか不明だが、非常によい。
レンズの出来も良く、見やすい。

タミヤ2倍
レンズと距離の関係で写真で取るのは難しかった。雰囲気は伝わりにくいかも知れない。

私が使った感じとしては付属の、2倍~2.5倍を着用してバリ取り、形成線修正、など一連の作業。1/35顔塗りなどの微細な仕事の時は3倍レンズという感じ。出来るだけ拡大して使いたいので4倍をメインに使おうと考えていたのだが、如何せん単眼のため、筆と物体との距離感が大変つかみにくいので断念。技術的に難しい部分もあるのかも知れないが、ぜひ、両目で見られるタイプの4倍~それ以上のレンズを出して欲しい。

模型のタイプや塗装レベルによっては2倍~2.5倍だけでほぼ全ての作業が可能かも知れない。
逆に言うと私にとっては1.7倍は不要だった。
まあ、この辺はモデラーのタイプや、年齢によっても色々幅があるだろうから、それぞれ使いながら模索するのがいいのかも知れない。

ちなみに、タミヤのカスタマーサービスは大変素晴らしく、非常に丁寧でフレンドリーだった。
私のしょうもない塗料の入手の難しい話につきあっていただき、いろいろと教えていただいた。

最後に使用の際のtipを一つだけ、マニュアルにも明記されているので、tipというほどのことはないのかも知れないが、レンズは顔、物体に向かって直角に!!
ちょっと角度が甘いと大変見にくいので、「ちょっと?」と思う人は、この辺を調整すれば解決するのではないだろうか?


OEM製品ではあるが、タミヤのこだわりが随所に見えた。
レンズケース、本体ケース月でこの価格なら安いと言える。
プラモデルに関わらず、細かい仕事とをする人にはお勧めできる。私のような高齢(40代ですが(T_T))なモデラーには特にお勧め!っていうか必需品ですね。


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