仕事はまったりとした感じだが、子供達が立て続けに、インフルエンザにウィルス性の胃腸炎となり、これらの相手をしている時間が増え、その合間に作成に向かってはいるが、自分自身の疲れなどもあり、なんだか作成意欲が湧いてこない。
エイブラムスは大まかなところを作成したりしたが、細部に入り込んでいくと、「塗装と作成の順序立て」で、ちょっと悩んでしまい手を止め、そのまま停止している。
実は、いずれ作るだろうと「トランペッター」の「ストライカーICV」とそのエッチングパーツも購入済みだが、こちらもなんだか手を出す気になれない。
「うん!私自身の本領発揮はやっぱり、フィギュアだ!」
「フィギュアを塗ったら気分も晴れて、また車両を作る気分が湧いてくるに違いない!!」
と勝手に思い込んで、フィギュア作成に取り組んでみた。
ところが、、、、。
フィギュアは手元に沢山ある以前紹介した武装親衛隊擲弾兵のフィギュアをサクッと作って、台座に乗せ、「格好いいビネットの出来上がりだー。」という風に話を終わらせたかったのだが、やっぱりそんなに簡単に話は進まない。
まずは、パーティングライン(形成線)を消すって言うことにこだわってみたのだが、フィギュアのパーティングラインは、車両と違いどうしても「服のシワ」などのモールドに絡んでしまう。
パーティングラインにこだわりすぎると、結果的にシワモールドが不明になっていく傾向が強い。
そこで、提案なのだが、「パーティングライン消し」はほどほどにして、途中からは、「シワ形成の作り直しに向かってはどうか?」、ということだ。「シワを強化」してみたり「追加」してみたり、場合によっては「軽く」していくことによって、「結果的にパーティングラインが無くなった。」という方向に持っていくことで、より自然にラインが消え、シワも自然になる。
一通りラインが無くなったら、今度は服の継ぎ目となる部分を強化して、溝を深くしてみたり(写真上左)、装備を載せる際に、不自然にならないよう形成を整えたりした(写真上右。ここには雑嚢が取り付けられる)。
こんな、作業をしている間に、どんどん不満な箇所が見えてきた。今回登場のフィギュアの一体には初めからガスマスクケースのベルトがモールドされているのだがこのままではやや不自然に思え、修正、追加した。
マニアックすぎるが、このたるみが欲しかった。 |
黄色は雑嚢の中央から伸びるフック(形成済み)。青はサスペンダーのフック(形成済み)だが、ガスマスクケースの下から伸びるフックがないので、プラ片を貼り付けた。
ついでに説明すると、水筒、飯盒も、それぞれ、ベルトを雑嚢上のリング、雑嚢下のベルトを通すので、左右に曲がることがあまりありません。
さらに紙やら何やらでいろいろ追加。
Kar98kの「スリングベルトは、これまでよりリアルにしたいな~」などと思い立ち、奇妙な作業を始めてしまった。
0.3mm真鍮線を丸めて~、つぶして~、コピー紙製のベルトを通す!(写真の筆はタミヤ面相000です!)
うーん、ちょっと大きかったかなー。
紙のベルト類も、ちょっと幅取りに失敗してまちまちだなー。
私がやりたかったことはこんな事じゃない!!ただ、サクッと作って塗装したかったんだよー(T_T)
こんな事なら、誰かに完成品を渡されて「はい、これ塗って。」とか渡された方が嬉しいなー、、、、、でもよく考えてみたら、それでも、「ここが気に入らない」とか言い始めて手を入れ始めるんだろうな~。同じだな。まあ、しょうがないかー。
ちなみに、この手のベルト類はエッチングパーツなどもあるようですが、私はほとんどの場合「紙」で作ります。紙は結構厚みがいろいろあるので、結構便利なんですよね。
わざわざ買いそろえたりせず、手元にある「宅配送り状の控え(薄)」、「コピー紙(中)」、「名刺(厚)」などを使えばただで便利。
「紙?弱いでしょう。」という人もいるかも知れないが、真鍮製のエッチングよりずっとしなやかでフィギュアにフィットするし、瞬間を使い少しずつ固めていけば、(染みこむので)厚みに影響を与えないまま、自由な形に形成でき、丈夫になります。また、この上からサーフェイサーなどを塗れば、ヤスリ掛けも出来るので大変便利ですよ!!
ま、無駄な努力の甲斐あって、このような格好いいフィギュア2体が完成しました。
小さい加工はいろいろしていますが、ポーズや、装備などは、一切いじっていません!!(変な自慢)
いじらないでサクッと作ったんです!!
次回は塗ります。
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よくあります。
返信削除ささっと作りたいのに、細かいところに手を加えてしまいます。
ドラゴン、完成するとリアルですよね。
銃のスリリング、有り無しで変わりますね。
細かい製作が、きっと、作品をリアルにすると信じて進みましょう!!頑張ってください。
麦イチゴさんコメントありがとうございます。
削除たしかに、ドラゴンのフィギュアのモールドは素晴らしいです。特にヘッドは素晴らしいですね。シワやベルト類もシャープです。インジェクションでここまで作られると、スクラッチする際の基準が上がってしまい困るくらいです。
塗るときも、「これくらいのモールドなんだから、上手に塗ってもらわないと、、」と言われているみたいで緊張します。
応えられるかどうか解りませんが、塗装編もお楽しみに!