2012年10月28日日曜日

レビュー ACモデルズ US Marine Afghanistan 1/12 レジン

最近全然活動していないが、私は一応、ミリテールフォーラムの会員であり、何度かディスカッションに参加もしている。
バレホをどうしても使用してみたくなったのも彼らとのディスカッションの末である。

また、ミリテールフォーラムの中にいて皆さんの活動を見ながらどうしてもやってみたいジャンルとも出会った。
それが、バストモデルや70mm、90mmといったこれまで作ったことのないスケールのフィギュアである。
「いつか作ってみたいなー」などと思っていたのだが、先日ふと思い立って注文したものが到着した。

バストモデルや90mmなどには、「ヒストリカル」と言われる、歴史上の騎士や日本の侍などを題材にしたものや、「ファンタジー」と言われるいわゆるファンタジーものを扱ったジャンルもあるのだが、「初めてのスケール違いに、これまでやったことのないものは選ばない方が無難」と考え「ミリタリー」、それも現代物を選択した。

テンプル騎士団の騎士 エルサレム TEMPLAR KNIGHT IN JERUSALEM 1/10バストザイナ Zayna

左はヒストリカル「ヤングミニチュア(韓国)」製。右はファンタジー「ドラコニア(スペイン)」製

で、今回購入したのがこちら。


ニュージーランドの「ACモデルス」という非常にマイナーな所からリリースされているアメリカ海兵隊員のバストモデル。1/12
色々検索している内に発見したマイナー作品だが、写真を一目見て惚れ込んでしまい、注文してしまった。
何しろマイナー業界故、こういう現代装備ものは本当に希少で、現状、バストモデルにおける米軍最新装備のモデルだ。

実はこのバストモデル、かなり以前にその存在を確認してはいたのだが、日本国内には存在せず、入手ルートを色々と模索、今回の入手となった。

こちらが、キット全容。
右の光るシートはベルト作成用の金属シート。
袋に小分けに入っていたのは、胸元ポーチ用のプラバックル(片側のバックルが外れている)。
M4のスコープ。ヘルメットのナイトビジョンマウント。ストラップベルト(取り付け位置不明)。となっている。

ちなみにこのフィギュアポーズは格好いいのだが、出来はあまり良くない。
初めてのバストモデルなので、「そんなもんです。」と言われれば返す言葉がないのだが、まず、とにかく気泡が多い。
製品にはプラモデルのランナーに当たるレジン固有の「湯口」が見あたらない。丁寧にカットしてくれたのかも知れないが、そもそも、レジンを混ぜた際の泡を逃がすという概念が無いようで、どのパーツも気泡が多い。
モールドは細かくパーツの別れ方なんかも好感が持てるのだが、開封後はパテ埋めに終始した。


あまりやりたくなかったのだが顔にも気泡有りパテ埋め。
さてこのフィギュア、パッケージ写真を見た通り、いかにも海兵隊的で、古いタイプのフリッツヘルメットを被っていたりする。
しかし、細部を修正しているうちに、妙なことに気がついた。パッケージ写真を見た時は、袖をまくって二の腕を露出しているのだろうと思っていたのだが、腕の部分にポケットもなく、腕まくりの痕跡も無し。何か不思議な服を着ている。
どうやらコンバット・ユニフォームを着ていないようだなー、などと思い、色々調査している内に、このフィギュアの元ネタとなる写真を発見してしまった。
それがこちら。


2010年10月 アフガニスタン。後方にはイギリス軍が写っている。
ポーズや表情なんかに違いは感じるが、ベルト類の配置、グレネードポーチの片側のプラバックルが外れているあたり、カラビナ、ヘルメットの感じ、グローブのベルクロの当たりまでソックリ。元ネタと言って間違いないだろう。

全身デザートマーパットに塗装してやろうと思っていたので、なんか調子狂うなー。ボディーアーマーの下に来ているのは、ユニフォームでなく、7分袖っぽい感じの普通のシャツのようだ。この写真を元にしてしまうのか?オリジナル塗装でいくのかは未定だが、こういう写真が出てくるって言うのは何か面白いなー。


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2 件のコメント:

  1. ボディーアーマーにBDU以外のシャツを着るのは流行りなのでしょうかね・・。
    フリースなのかスウェットなのか、そんなものをよく着ておられます。やはり、BDUよりも柔らかい分、動きやすいのでしょうか。それとも寒いからなのか。。。
    オリーブドラブやコヨーテっぽい色が多いですね。海兵隊員は必ず海軍や陸軍とくっきり区別できるような服装をしますからね(プライドが高いのかな?)

    応援しています!!個性豊かな人間味あふれる作品ができることを!!

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    1. 恵六路久住さんコメントありがとうございます。
      陸軍は装備が新型化するするのがものすごいスピードですが、海兵は変化にムラがあり、あっという間に超近代的な装備をしている部隊もあれば、かなり古そうな装備を使っている部隊もあるようですね。
      M4でほぼ統一の陸軍に比べ、M4やM16E4混在です。
      装備変更は部隊に任され、隊員にもけっこう自由度があるとみています。

      ”応援しています!!個性豊かな人間味あふれる作品ができることを!!”
      応援ありがとう!!私も人間味あふれる作品が出来ることを願ってます!なんか他力本願ですが、1/12という初めてのスケール、1/35には無い表現を求められ戸惑いながら塗装を進めています。
      慣れないためか、無駄な塗り重ねが多く少し時間がかかりそうです。
      期待してUPをお待ちくださいね!

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