正直言って、 作業は進んでいない。 年末でなんか変に忙しいのと、 妻子が家にいて自由な時間が無いのが原因だ 。
年内完成を 目標にしていたわけだが、 「不可能でした。」 という結果だ。
完成を待っていた 数少ない読者様には、 申し訳ない!! って感じだ。 まー別に止めちゃうわけじゃないので、 がんばって一日も早く完成させたいわけだが(そう私も!(T_T))、作業時間満足に取れないため、 お見せできる写真もあまり無い。
サイドのバックを塗り終え、荷物全般を搭載。ウォッシングにちょっと磨きを掛けて(磨いたワケじゃありません。他の色をつかって、微細なウォッシングや、シャドーを書き込みました。)、フロントガラスのウェザリング用にマスキングテープを貼りました!
あとは、ちまちまと最後のフィギュア作成の続きなどをやったわけで、特に変化はありません!!
しかし、それでも、皆さんにお見せしようと思って写真を撮ってみました。
で、私が思ったのはこうやって、たまに写真を撮りながら確認作業をするのも悪くないな!ってことです。写真はまず、色味が違って見えます。まあ、カメラの特性、光の具合によっても大きく違う物かも知れませんが、肉眼とは違い、「欠落」したり「追加」された情報があり、独特の雰囲気が出ます。同時に(これは、私のカメラの特性かも知れませんが)カメラは非常に饒舌にディテールを映し出す性格があります。
おかげで、こうやって写真を撮って、じっくり確認しながら眺めると、「ここ、直した方が良いなー」、とか、「ここにチッピング入れたらすごくかっこよくなるんじゃないか?」なんて考えてしまうんですよね~。
そんなわけで、今回の、「前と全く代わり映えのしない写真」を一番楽しんでいるのは私自身かも知れませんねー。
で、そうやって、また、新しい作業を増やして完成が遅れるわけなんですよー。
あー、決して「ブログで写真なんか撮らなきゃいけないから、作業が遅れるんだよー」って言い訳しているワケではありませんよ。
さて、「仕上げたい」「仕上げたい」といいながら、色々な事情により明日から、妻子を連れて宮城県の妻の実家までいかなければならないので、ブログと模型作りは数日のお休みを頂かなければなりません。
(ホントはあまり行きたくないんだけど)まあ、休暇をもらったつもりでのんびりして来たいと思います。帰ってきた暁には、「ワイパー型が汚されてほぼ完成のハンビー」「最後のフィギュア」「ベース」をお見せできるように、がんばりたいと思います。
今年は、おつきあい頂ありがとうございました。
読者の皆様も良いお年をお迎えください。
それでは、また来年!!
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2011年12月30日金曜日
2011年12月26日月曜日
今日の朝仕事
形成の突起に ポリエチレンのキャップを差し込み、 同じ程度の形状の穴にはめ込む。ポリエチレンの柔らかさが、 抵抗になってしっぽの向きを自由に変えられるという構造だが、 その構造故、設定以上の範囲まで動かそうとすると、てこの原理で割と簡単に折れる。
実はこの事件が発生したのは、昨日の夕方で、まあいいかという感じで瞬間でくっつけて一晩放置しておいたのだが、取り付け作業をしてみたらその過程で同じところが、簡単に折れた。
同じ作業をしても同じ結果になるのは目に見えているので、今朝は、「突起」、「しっぽ」側に0.9mmのピンバイスで穴を開け、1mmの針金で補強を入れ、後は昨日と同じように瞬間で接着。
これで、そう簡単に折れることはあるまい。
ちょっと気になるのは、この折れやすい突起。このしっぽの形成パーツ両方から突起が出ているのではなく、片側からの張り出した形の形成となり、片側にはその分の溝となっている。当然片側の強度は弱い。せめて両側から突起が出ていたら、力がかかっても「伸びるプラ、縮むプラ」となって、もう少し強度が出るのでは?
バンダイのLBX、SDガンダムなどのプラモデルは接着剤、ペンチ、塗装不要のスナップキットとなっているため、こういう構造になってしまうのはある程度仕方のない部分も有るのかも知れないが、もう少し何とかならないのかなー。という気がする。
「1000円くらいのプラモデルだからしょうがないじゃん」といわれればそれで終わりかも知れないが、若年層の向けのプラモデルは、組み立て後に遊ばれるのが前提になるのは当然、価格がもうちょっと高くなってもかまわないから、もうちょっと強度の改善を図って欲しいものだ。
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2011年12月24日土曜日
フルスクラッチ ヘッドのその後
前に紹介した、 スクラッチヘッドのその後のフォローが無かったので、 ざっと写真だけ紹介。
誤解があるといけないので、 ざっと説明だけ。
一連のパテ作業で、 エポキシパテが毎回余るので、 「一体だけの作成だと効率が悪い!」 っていうわけで作り始めたのが こちらのヘッド。
まあ、 余るパテの量はあまり改善されなかったので、 そういう問題ではないみたい。 「出来によって体も作る。」という気の抜けたスタンスなので、 今後の進み具合は不明。
おおよそ1/16くらいのフィギュアを目指しているので、 このヘッドサイズは2cmにちょっと足りないくらい のサイズになっている。
得意の現用米軍装備になっているわけだが、この装備を見て「これは、あの!!」と思った人は、「あなたも結構お好きですね。」という感じである。
ボディー作る気が何か湧いてこないんですけど、どうしましょ。
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誤解があるといけないので、 ざっと説明だけ。
一連のパテ作業で、 エポキシパテが毎回余るので、 「一体だけの作成だと効率が悪い!」 っていうわけで作り始めたのが こちらのヘッド。
まあ、 余るパテの量はあまり改善されなかったので、 そういう問題ではないみたい。 「出来によって体も作る。」という気の抜けたスタンスなので、 今後の進み具合は不明。
おおよそ1/16くらいのフィギュアを目指しているので、 このヘッドサイズは2cmにちょっと足りないくらい のサイズになっている。
得意の現用米軍装備になっているわけだが、この装備を見て「これは、あの!!」と思った人は、「あなたも結構お好きですね。」という感じである。
ボディー作る気が何か湧いてこないんですけど、どうしましょ。
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2011年12月23日金曜日
ハンヴィー作成記17 とりあえず車体が組み上がる
もうすぐ、クリスマスですね。 皆さんいかがお過ごしですか?
私のところは毎日雪。 そして、学校の冬休みが始まって、もう毎日てんやわんやです。
つかれます。学生さんにとっては楽しい冬休みも、小学生の子持ちには地獄の冬休みとも言えます。
妻子の目を盗みながらプラモいじりは大変ですが、今日、ついに「シャーシ」「ボディ」「ルーフ」を接着しました~。
いやー、長かった。というかこの接着も後で後悔することになるのでは?とかなり迷いましたが、まあ結果オーライって感じで接着です。
大きな3つのパーツが一つになり、やっとハンビーの形になりました。
まだ、完成ではなく荷物を搭載したり、細かい部分の塗りを修正したりする必要があり、もう少し手が入るかと思います。
ゲーム中の車両は、汚れなのか迷彩なのか解らない、「まだら」な色になっていますが、くどい感じになるを嫌って、かなり抑えた塗装が施してあります。よく見ないと解りません。
ルーフを接着して大きく印象が変わりました。
手の込んだい内部の塗装なんて「なんーにも、解りません!」
結構手の込んだウェザリングを施したんだけどなー。
全く見えなくなって悲しいので、記念写真を2枚。もう見えません。(T_T)
こちらは初めから見えなくなること見越してのウェザリング。こういうところは手を抜くと後で必ず目立ちます。
良い雰囲気のところ、ちょっと失敗したところいろいろありますが、写真を楽しんで頂けたらと思います。
こちらの2カ所は ウェザリングがうまくいって雰囲気の良い部分「リアハッチの取っ手」とガンナーのハッチ部分。
特にガンナーハッチは良い感じになりました。チッピングは、今まであまり使ったことのない技法です。塗装がはげた感じにクロームシルバーを乗せますが、そのままだと本当にシルバーを乗せただけの雰囲気になりますが、ウォッシングをして統一感を出してあげるとぐっと引き締まり、リアルに見えます。
さて、アナウンス済みの「作成中のベース」ですが、見事に失敗し、塗り直しています。
「ニス」「ヤスリ」「ニス」「ヤスリ」を繰り返し、「よーしOK」で、クリアーを吹いたところ、厚すぎたようで、乾燥と共に、ニスがバリバリと気泡を含んで剥がれて来るではありませんか。(T_T)
知り合いの大工の指示通りにやったのに・・・・。
ラッカークリアは、慎重に、薄く、薄く、塗り重ねていかないと、どんな対象でもうまくいきませんね!
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私のところは毎日雪。 そして、学校の冬休みが始まって、もう毎日てんやわんやです。
つかれます。学生さんにとっては楽しい冬休みも、小学生の子持ちには地獄の冬休みとも言えます。
妻子の目を盗みながらプラモいじりは大変ですが、今日、ついに「シャーシ」「ボディ」「ルーフ」を接着しました~。
いやー、長かった。というかこの接着も後で後悔することになるのでは?とかなり迷いましたが、まあ結果オーライって感じで接着です。
大きな3つのパーツが一つになり、やっとハンビーの形になりました。
まだ、完成ではなく荷物を搭載したり、細かい部分の塗りを修正したりする必要があり、もう少し手が入るかと思います。
ゲーム中の車両は、汚れなのか迷彩なのか解らない、「まだら」な色になっていますが、くどい感じになるを嫌って、かなり抑えた塗装が施してあります。よく見ないと解りません。
ルーフを接着して大きく印象が変わりました。
手の込んだい内部の塗装なんて「なんーにも、解りません!」
結構手の込んだウェザリングを施したんだけどなー。
全く見えなくなって悲しいので、記念写真を2枚。もう見えません。(T_T)
こちらは初めから見えなくなること見越してのウェザリング。こういうところは手を抜くと後で必ず目立ちます。
良い雰囲気のところ、ちょっと失敗したところいろいろありますが、写真を楽しんで頂けたらと思います。
こちらの2カ所は ウェザリングがうまくいって雰囲気の良い部分「リアハッチの取っ手」とガンナーのハッチ部分。
特にガンナーハッチは良い感じになりました。チッピングは、今まであまり使ったことのない技法です。塗装がはげた感じにクロームシルバーを乗せますが、そのままだと本当にシルバーを乗せただけの雰囲気になりますが、ウォッシングをして統一感を出してあげるとぐっと引き締まり、リアルに見えます。
さて、アナウンス済みの「作成中のベース」ですが、見事に失敗し、塗り直しています。
「ニス」「ヤスリ」「ニス」「ヤスリ」を繰り返し、「よーしOK」で、クリアーを吹いたところ、厚すぎたようで、乾燥と共に、ニスがバリバリと気泡を含んで剥がれて来るではありませんか。(T_T)
知り合いの大工の指示通りにやったのに・・・・。
ラッカークリアは、慎重に、薄く、薄く、塗り重ねていかないと、どんな対象でもうまくいきませんね!
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2011年12月21日水曜日
模型業界のこと。考えていること。
出戻って数ヶ月の40男が、 模型業界についてうんちくを傾けるなんてことは、 大変口幅ったい感じもして、今まで躊躇してきたのだが、「今後の「初心者向け記事」の概要として、必要ではあるまいか?」と考えて、思い切って書いてみることにした。
まずは、昔話。
私は、小学生の頃からプラモデル作りを始めた。
当たり前だが、初めはただ作る、接着するだけ、一日みっちり掛ければ大抵のプラモデルは完成した。
小学生の後半から、塗装をしてみることに。同時に、タミヤのミリタリーシリーズがめちゃくちゃかっこよく、魅力的に見えたので、「タミヤミリタリーミニチュアシリーズ」にはまる。
中学生になった頃には、一通りの塗料や道具も揃って、パッケージに指示されているとおりの塗装が出来るように。
ガンダムのプラモデルが登場し、一通り作ったがそれまで。プラモデルを作って「それで遊びたい」っていう年齢じゃなくなっていたんだな~。
中学に入ると、当然他に興味が向く物が多くなって、プラモデルを作る時間は圧倒的に減っていったが、それでも、フィギュアの目が塗れるくらいになり、塗装も「別に指示通りに塗らなくっていいんだ。」と気づき始める。
高校になると、ますます興味は離れるが、同時に行動範囲が広がっているので、大きな模型屋さんに出入りできるようになった。
でも、おおよそ高校卒業し、引っ越ししてみたり、女の子とつきあったりいろんな事をしている間にプラモデルは全く作らなくなった。
「子供の遊びから卒業した」ような感じだったのかな?
たぶん、この私のプラモデルとの付き合いは、当時のプラモデルの隆盛と同じ流れだったのではないか?というのが、私の印象。
時代は一時のプラモデルブーム的な感じだった。たぶん、中学の同級生でプラモデルを作ったこと無いっていうひとはほとんどいなかったと思うし、その中には私と同じようにミリタリーやってるヤツもいたんだよね。私の住んでいる秋田の田舎ですら!!
その後全くプラモデル業界には触れなかった。大人になって普通に暮らし、いろんな女の子とつきあったりして、結婚して、子供が出来た。
まあ、ひょんなきっかけから、プラモデル業界に舞い戻ってきたわけだが、正直、驚いたというか、全く違うというか、時代の潮流とはこういうものか!という感じで今プラモデルを作っている。
思うのは「この衰退ぶり!!」。
衰退した理由には、いろいろな要因が考えられるだろう。一番簡単に目に付く要因は「ヴィデオゲーム業界の台頭」か?
それもあるかも、でも、ヴィデオゲームによって奪われた時間によりダメージを受けるのは、すべてのホビー業界で、プラモ業界だけではあるまい。
普通にがんばって生き残っているホビー業界もあるのでは?
私が今主張したいのは「時代の流れ、だけでなく、プラモ業界側にも問題があるのでは?」ということだ。
私はプラモデルを離れて長かったが、別にノンベンダラリと他の遊びにうつつをぬかしてワケではなく、それなりに普通の大人として、色々勉強してきたつもりだ。
そんな中で、「滅んだ業界」、「風前の灯火」の業界というのも見てきた。
で、「それらに共通する要素をプラモデル業界も持っているのではないか?」というのが今回の提案。
それは、「壊れたピラミッド構造」だ。
「ピラミッド構造」といえばおおよその人がだいたい想像付くと思おうが、「三角形の上の頂点にいるいる人は階級が高いが、数が少ない。」、「下の辺近くにいる人は、数は多いが、階級が低い。」というあれである。
全ての、ホビー、スポーツなどにはこの図式が当てはまる。
「頂点近くの人」がエキスパートで、「底辺近くの人」が、「ビギナー(初心者)」だ。
この三角形を山にたとえるなら、裾野はより広い方が良い。ビギナーが多く、エキスパートが少ない。「富士山」のような綺麗な山形になるのが理想だ。
よりわかりやすく言うと、一握りのエキスパートが、存在し、それにあこがれ、そういう技術を持ちたいという中級者がその数倍存在。
さらにそれら中級者や、エキスパートにあこがれる「初級者」「初心者」がその数倍いるのが、理想だ。
この形状が保たれると、変な言い方だが、エキスパート、インターミディエット(中級者)の補充が利くのがいい。過剰な補充は富士山の標高を下げる事になるが、その位置にいきたい人は沢山いるだろうし、「地位が人を作っていく」という要素もある。
ところが、富士山の裾野の長さはどうあれ、この三角形がいびつな形になると、たちまち業界は立ちゆかなくなる。
つねに、「上級者を目指す初級者」、「初級者に崇拝、尊敬される上級者」がないと業界はうまい具合に回転していかない。
こうなる原因は、多くの場合「初級者を支えていこうという考えのない上級者、指導者」、「自分の技術のことしか考えない上級者」の存在であると私は思う。
プラモデル業界は無くなる業界ではないのかも知れないが、このままでは衰退の一方ではないか?と私は思う。
同時に、プラモデル、模型業界が活性していくためには、今いる「上級者、指導者」たちのスキルUPより、より多くの初級者、初心者を獲得する必要があると思うのだ。
もちろん、「上級者が自分のスキルアップを目指すことを悪い」と言いたいわけではない。初心者に「自分もこんなモデルが作りたい!」と思わせる上級者の作品があったり、それが目に触れる機会が増えることも重要だ。
ただ、とにかくディテール追求型のいくつかの模型や、「エッチングパーツでディテールアップしないとね~」みたいな風潮には問題があるような気がする。
いや、それで、作品の品質を上げるのは多いに結構だが、結果的に、「なんだよ、その程度の作品でプラモデル作ったつもりかよ」みたいな風潮にはならないように気をつけて欲しいということだ。
私は個人的には、プラモデルは「作って楽しい」「遊んで楽しい」のが基本で、塗装なんてする必要はないと思う。私の子供の時みたいに接着するだけ、「おー、かっこいいー」って思えればそれで良いのだ。
出来上がった物で遊んだり、眺めたりして、また、人の作品を目にしたりしている内に、「もっとリアルに作れるんだ。」、「リアルになればもっと格好いいんだ。」と思ったときに塗装を始めればそれで良いのだ。
そんなわけで、私も多くの新たな「モデラー」、あるいは「モデラー予備軍」達を支援したい。中級者達が、上級者になれるきっかけを作ってあげたい。若いモデラーが伸びる機会を与え支援したいと思っている。
わたしが、これまで書いた記事で、若いモデラーがやる気を出してくれたら本当に嬉しいし、これからもっと初心者を支援するような内容の記事も書いてみたい。
欲を言ったら、コンテストを主催してみるのも楽しいかもしれないなー(夢ですよ、あくまでも)。
おおよその、概要が分かってもらえただろうか?
自分がより模型を楽しんで、多くの人もまた模型を楽しみ、新たに挑戦してみたいという人が増え、業界が活性していったら、とても楽しい、すてきなプラモデル業界になると私は思う。
何の作品もお見せしてないのに、大口を利いて申し訳ない気持ちも大きいのだが、概要が分かって頂けたろうか?
長文申し訳なく、ここまで読んでくれた人に感謝したい。
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まずは、昔話。
私は、小学生の頃からプラモデル作りを始めた。
当たり前だが、初めはただ作る、接着するだけ、一日みっちり掛ければ大抵のプラモデルは完成した。
小学生の後半から、塗装をしてみることに。同時に、タミヤのミリタリーシリーズがめちゃくちゃかっこよく、魅力的に見えたので、「タミヤミリタリーミニチュアシリーズ」にはまる。
中学生になった頃には、一通りの塗料や道具も揃って、パッケージに指示されているとおりの塗装が出来るように。
ガンダムのプラモデルが登場し、一通り作ったがそれまで。プラモデルを作って「それで遊びたい」っていう年齢じゃなくなっていたんだな~。
中学に入ると、当然他に興味が向く物が多くなって、プラモデルを作る時間は圧倒的に減っていったが、それでも、フィギュアの目が塗れるくらいになり、塗装も「別に指示通りに塗らなくっていいんだ。」と気づき始める。
高校になると、ますます興味は離れるが、同時に行動範囲が広がっているので、大きな模型屋さんに出入りできるようになった。
でも、おおよそ高校卒業し、引っ越ししてみたり、女の子とつきあったりいろんな事をしている間にプラモデルは全く作らなくなった。
「子供の遊びから卒業した」ような感じだったのかな?
たぶん、この私のプラモデルとの付き合いは、当時のプラモデルの隆盛と同じ流れだったのではないか?というのが、私の印象。
時代は一時のプラモデルブーム的な感じだった。たぶん、中学の同級生でプラモデルを作ったこと無いっていうひとはほとんどいなかったと思うし、その中には私と同じようにミリタリーやってるヤツもいたんだよね。私の住んでいる秋田の田舎ですら!!
その後全くプラモデル業界には触れなかった。大人になって普通に暮らし、いろんな女の子とつきあったりして、結婚して、子供が出来た。
まあ、ひょんなきっかけから、プラモデル業界に舞い戻ってきたわけだが、正直、驚いたというか、全く違うというか、時代の潮流とはこういうものか!という感じで今プラモデルを作っている。
思うのは「この衰退ぶり!!」。
衰退した理由には、いろいろな要因が考えられるだろう。一番簡単に目に付く要因は「ヴィデオゲーム業界の台頭」か?
それもあるかも、でも、ヴィデオゲームによって奪われた時間によりダメージを受けるのは、すべてのホビー業界で、プラモ業界だけではあるまい。
普通にがんばって生き残っているホビー業界もあるのでは?
私が今主張したいのは「時代の流れ、だけでなく、プラモ業界側にも問題があるのでは?」ということだ。
私はプラモデルを離れて長かったが、別にノンベンダラリと他の遊びにうつつをぬかしてワケではなく、それなりに普通の大人として、色々勉強してきたつもりだ。
そんな中で、「滅んだ業界」、「風前の灯火」の業界というのも見てきた。
で、「それらに共通する要素をプラモデル業界も持っているのではないか?」というのが今回の提案。
それは、「壊れたピラミッド構造」だ。
「ピラミッド構造」といえばおおよその人がだいたい想像付くと思おうが、「三角形の上の頂点にいるいる人は階級が高いが、数が少ない。」、「下の辺近くにいる人は、数は多いが、階級が低い。」というあれである。
全ての、ホビー、スポーツなどにはこの図式が当てはまる。
「頂点近くの人」がエキスパートで、「底辺近くの人」が、「ビギナー(初心者)」だ。
この三角形を山にたとえるなら、裾野はより広い方が良い。ビギナーが多く、エキスパートが少ない。「富士山」のような綺麗な山形になるのが理想だ。
よりわかりやすく言うと、一握りのエキスパートが、存在し、それにあこがれ、そういう技術を持ちたいという中級者がその数倍存在。
さらにそれら中級者や、エキスパートにあこがれる「初級者」「初心者」がその数倍いるのが、理想だ。
この形状が保たれると、変な言い方だが、エキスパート、インターミディエット(中級者)の補充が利くのがいい。過剰な補充は富士山の標高を下げる事になるが、その位置にいきたい人は沢山いるだろうし、「地位が人を作っていく」という要素もある。
ところが、富士山の裾野の長さはどうあれ、この三角形がいびつな形になると、たちまち業界は立ちゆかなくなる。
つねに、「上級者を目指す初級者」、「初級者に崇拝、尊敬される上級者」がないと業界はうまい具合に回転していかない。
こうなる原因は、多くの場合「初級者を支えていこうという考えのない上級者、指導者」、「自分の技術のことしか考えない上級者」の存在であると私は思う。
プラモデル業界は無くなる業界ではないのかも知れないが、このままでは衰退の一方ではないか?と私は思う。
同時に、プラモデル、模型業界が活性していくためには、今いる「上級者、指導者」たちのスキルUPより、より多くの初級者、初心者を獲得する必要があると思うのだ。
もちろん、「上級者が自分のスキルアップを目指すことを悪い」と言いたいわけではない。初心者に「自分もこんなモデルが作りたい!」と思わせる上級者の作品があったり、それが目に触れる機会が増えることも重要だ。
ただ、とにかくディテール追求型のいくつかの模型や、「エッチングパーツでディテールアップしないとね~」みたいな風潮には問題があるような気がする。
いや、それで、作品の品質を上げるのは多いに結構だが、結果的に、「なんだよ、その程度の作品でプラモデル作ったつもりかよ」みたいな風潮にはならないように気をつけて欲しいということだ。
私は個人的には、プラモデルは「作って楽しい」「遊んで楽しい」のが基本で、塗装なんてする必要はないと思う。私の子供の時みたいに接着するだけ、「おー、かっこいいー」って思えればそれで良いのだ。
出来上がった物で遊んだり、眺めたりして、また、人の作品を目にしたりしている内に、「もっとリアルに作れるんだ。」、「リアルになればもっと格好いいんだ。」と思ったときに塗装を始めればそれで良いのだ。
そんなわけで、私も多くの新たな「モデラー」、あるいは「モデラー予備軍」達を支援したい。中級者達が、上級者になれるきっかけを作ってあげたい。若いモデラーが伸びる機会を与え支援したいと思っている。
わたしが、これまで書いた記事で、若いモデラーがやる気を出してくれたら本当に嬉しいし、これからもっと初心者を支援するような内容の記事も書いてみたい。
欲を言ったら、コンテストを主催してみるのも楽しいかもしれないなー(夢ですよ、あくまでも)。
おおよその、概要が分かってもらえただろうか?
自分がより模型を楽しんで、多くの人もまた模型を楽しみ、新たに挑戦してみたいという人が増え、業界が活性していったら、とても楽しい、すてきなプラモデル業界になると私は思う。
何の作品もお見せしてないのに、大口を利いて申し訳ない気持ちも大きいのだが、概要が分かって頂けたろうか?
長文申し訳なく、ここまで読んでくれた人に感謝したい。
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2011年12月20日火曜日
ハンヴィー作成記16 少しずつ進む
何か前に比べると、制作ペースも落ち、 伴ってこちらのブログの更新も停滞気味。
別にめんどくさがっているわけではない。
今回の作成の最大の反省点と言えるのは、「私の計画性の無さ」のせいで、無駄な作業が多すぎるのが原因である。
散々、組んでそこそこに塗装を仕上げてから、「ここをこうすれば良かった。」「こうしたくなった。」のが原因で、ちょっと前に戻って作業したりしてるからだ。
これは良くない。
無駄な作業が多くなるし、塗装のし直しを繰り返す羽目になり、結果的にそういう問題点が塗装に出てしまう。
やっぱり、より美しく作るには、「キットをどこで分割した状態で塗装に入るのか?」をはっきり決め、「分割箇所」以外は全て完成させてから、塗装に入るのがベストだろう。
塗装に入る前に、本当に塗って良いのか?と自分に言い聞かせる余裕が必要だろう。
そんなわけで、ハンビーのリアハッチの取っ手部分がどうしても気に入らなくなって、自作の「エッチングパーツ」を作成した。それがこちら。
うーん。「ばからしい」ともいえる。実車はこのように曲がった取っ手が付いているのだが、タミヤ製品は車体と平行の部分までが、「ハッチのモールド」、跳ね上がった部分が「コの字の部品」で提供されている。
それなりに悪くないのだが、説明不足でどういう構造になっているのか分かりにくく、小さなパーツの接着となるので強度も今ひとつ。
実は今回のエッチングパーツも作りたくて作ったものでなく、作業中に取っ手の小さなパーツが行方不明になってしまったためだ。
そのままにはしておきたくなかったので、ミニガンについてきたエッチングパーツのフレームと0.5mmの真鍮線で、作成した。
急ごしらえの割には、なかなかかっこよくできた。
実は、私が出戻る以前のプラモデルを作っていた時代は、「エッチングパーツ」なるものは聞いたことがなかった。もしかしたら有ったのかも知れないが、田舎もんだから知らなかったんだろうな。
だから、みんなが「エッチングパーツ」を買い求める姿には若干の違和感を感じる。
しかも、人気車両のパーツなんかはあっという間に完売で、手に入りにくい。
こういうディテールアップパーツって、人気有るんだなー。と改めて感心している。
もう一つ作業が遅れている理由は、作成当初に比べると、大分手が慣れてきて、当初「こんな細かい部分作る必要ないよ!」で終わっていた作業が、なんとなく、「これぐらい細かくても出来るんじゃないの?」という気分になってしまって、かなり細かい作成までやってしまっている事。
アレン上等兵には、「ゲーム中には良く登場するが、今回のフィギュアでは採用されていなかった。」という装備をいろいろ採用してみた。
今回の目玉は、背中の「ハイドレーションシステム」だ。昔の米軍装備はアリスベルトというハーネスにポーチ、水筒を通してフックを引っかける方法だった。この方法の欠点はガッチリと固定されるわけではないので、走ったりすると装備品がゆらゆら揺れる点。
現在の米軍はMolleと呼ばれる縦横のベルトを編み上げるようにして固定するので、親となるベストにガッチリと固定される。これにより重量のかさむ水筒も大型の物が持てるようになった。
背中の大型の物はハイドレーションシステムと呼ばれる大型水筒で、チューブを兵士の口元に配して、いつでも給水できるというもの。MOLLEでがっちり固定され、背中に位置することにより大型の水筒が持てる。
まあ、それはどうでもいいか。
今回はヘッド(レジェンド)、脚(タミヤ)銃器とポーチ類(トランペッター)、無線機(ドラゴン)という混色編成で、ここまできたらフルスクラッチでも良かったのでは?
という気が自分でもしているのだが、さすがにそんなことをやっていると時間がかかりすぎるので、そういう遊びは、今後の作品でやってみたいと思う。
ここまで作って、サーフェイサーを塗ったところで、M4に照準器がない事に気がついた。
また一歩戻って、ゲーム中と同じホログラフィックサイトを取り付けようと思う。
最後だが、ベースの作成にも取りかかったので報告まで、現在は、板にニスを塗っている段階。まだ時間はかかるだろうが、いずれ写真をUP出来ると思うのでお楽しみに
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別にめんどくさがっているわけではない。
今回の作成の最大の反省点と言えるのは、「私の計画性の無さ」のせいで、無駄な作業が多すぎるのが原因である。
散々、組んでそこそこに塗装を仕上げてから、「ここをこうすれば良かった。」「こうしたくなった。」のが原因で、ちょっと前に戻って作業したりしてるからだ。
これは良くない。
無駄な作業が多くなるし、塗装のし直しを繰り返す羽目になり、結果的にそういう問題点が塗装に出てしまう。
やっぱり、より美しく作るには、「キットをどこで分割した状態で塗装に入るのか?」をはっきり決め、「分割箇所」以外は全て完成させてから、塗装に入るのがベストだろう。
塗装に入る前に、本当に塗って良いのか?と自分に言い聞かせる余裕が必要だろう。
そんなわけで、ハンビーのリアハッチの取っ手部分がどうしても気に入らなくなって、自作の「エッチングパーツ」を作成した。それがこちら。
うーん。「ばからしい」ともいえる。実車はこのように曲がった取っ手が付いているのだが、タミヤ製品は車体と平行の部分までが、「ハッチのモールド」、跳ね上がった部分が「コの字の部品」で提供されている。
それなりに悪くないのだが、説明不足でどういう構造になっているのか分かりにくく、小さなパーツの接着となるので強度も今ひとつ。
実は今回のエッチングパーツも作りたくて作ったものでなく、作業中に取っ手の小さなパーツが行方不明になってしまったためだ。
そのままにはしておきたくなかったので、ミニガンについてきたエッチングパーツのフレームと0.5mmの真鍮線で、作成した。
急ごしらえの割には、なかなかかっこよくできた。
実は、私が出戻る以前のプラモデルを作っていた時代は、「エッチングパーツ」なるものは聞いたことがなかった。もしかしたら有ったのかも知れないが、田舎もんだから知らなかったんだろうな。
だから、みんなが「エッチングパーツ」を買い求める姿には若干の違和感を感じる。
しかも、人気車両のパーツなんかはあっという間に完売で、手に入りにくい。
こういうディテールアップパーツって、人気有るんだなー。と改めて感心している。
もう一つ作業が遅れている理由は、作成当初に比べると、大分手が慣れてきて、当初「こんな細かい部分作る必要ないよ!」で終わっていた作業が、なんとなく、「これぐらい細かくても出来るんじゃないの?」という気分になってしまって、かなり細かい作成までやってしまっている事。
アレン上等兵には、「ゲーム中には良く登場するが、今回のフィギュアでは採用されていなかった。」という装備をいろいろ採用してみた。
今回の目玉は、背中の「ハイドレーションシステム」だ。昔の米軍装備はアリスベルトというハーネスにポーチ、水筒を通してフックを引っかける方法だった。この方法の欠点はガッチリと固定されるわけではないので、走ったりすると装備品がゆらゆら揺れる点。
現在の米軍はMolleと呼ばれる縦横のベルトを編み上げるようにして固定するので、親となるベストにガッチリと固定される。これにより重量のかさむ水筒も大型の物が持てるようになった。
背中の大型の物はハイドレーションシステムと呼ばれる大型水筒で、チューブを兵士の口元に配して、いつでも給水できるというもの。MOLLEでがっちり固定され、背中に位置することにより大型の水筒が持てる。
まあ、それはどうでもいいか。
今回はヘッド(レジェンド)、脚(タミヤ)銃器とポーチ類(トランペッター)、無線機(ドラゴン)という混色編成で、ここまできたらフルスクラッチでも良かったのでは?
という気が自分でもしているのだが、さすがにそんなことをやっていると時間がかかりすぎるので、そういう遊びは、今後の作品でやってみたいと思う。
ここまで作って、サーフェイサーを塗ったところで、M4に照準器がない事に気がついた。
また一歩戻って、ゲーム中と同じホログラフィックサイトを取り付けようと思う。
最後だが、ベースの作成にも取りかかったので報告まで、現在は、板にニスを塗っている段階。まだ時間はかかるだろうが、いずれ写真をUP出来ると思うのでお楽しみに
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2011年12月16日金曜日
まだ続くエポパテ4
エポキシパテ利用上のTipを一つ
エポパテで作業すると、 「やたらと指や道具にばっかりくっついて、目的の物体の上にくっついてくれない。」と悩んでいる人は多いはず。
極めて小さな事だが、ちょっとだけ改善する私のやり方を紹介しよう。
パテネタ続きで申し訳ないが別にパテでばっかり遊んでいるワケではない。ってところを。
まず、今回作成のフィギュア「アレン上等兵」は、プレイヤーキャラクターのため、ゲーム中の資料となる映像は存在しない。そのため、周りのキャラクター達の装備から想像して、適当に作っちゃって良いのだ。なんて良いキャラクターなんだ!!
実は以前から思っていたのだが、「コール・オブ・デューティー」などのゲーム中では、バッコン、バッコン、グレネードランチャーをぶっ放す。
しかし、ゲーム中に於いてグレネードランチャーを持っている兵士も、それらしきポーチは装備していないのだ。
グレネードランチャーの弾薬は結構大きいはず。うーん、どうやってあんなに沢山の弾薬を携帯しているのだろうか?
袈裟懸けに弾薬ベルトを提げている写真も見かけたことがあるのだが、今回はたまたま、こういう製品の写真を見つけた。
なるほど、これなら、さほど邪魔にならず大量の弾薬が持てる。写真は2段で6発入るがその気になったら3段装備で9発。装填済みの1発を含めればゲーム「COD:MW2」中と同様の10発の携帯も可能そうである。
よし、この装備M4 with M203グレネードランチャーを持っているアレン上等兵に採用しよう!!
で、作った。
パテを盛って、けがき針で指したり押したり引っ張ったりしただけで、おおよそこんなもんである。
確かに不満はある。しかし、どうせこの後、ナイフを入れたり、ヤスリで削ったりするわけだからあまり細かいことは気にしないで、ザックリ作ればいいのだ、この段階で出来ることをやればいいのであって完璧を目指す必要はない。多少パテのカスでザラザラしていようが、パテの破片がひっついていようが気にする必要はない。
重要なのは、「ここから削られるのであって、盛られるわけではない。」ということ。
もう一つは、「ここからの作業はナイフ、ヤスリで堅くなった物を相手にする」ということ。
つまり、「若干ボリュームがあった方が良い。無駄に凹んだ部分は作らない方が良い」と、
「必要と思われる極めて小さなモールドはこの段階で作っておかないと後で彫り込むのは無理」ということ。
あ、初心者の私が大きいこと言っちゃいました。作業しながら発見したtipです。大口利いて、ごめんなさい。m(_ _)m
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エポパテで作業すると、 「やたらと指や道具にばっかりくっついて、目的の物体の上にくっついてくれない。」と悩んでいる人は多いはず。
極めて小さな事だが、ちょっとだけ改善する私のやり方を紹介しよう。
- まず、パテを混ぜる。他のサイトで紹介されているとおり2剤を「ネジネジ」すると良く混ざる。私もこの方法、後は指で伸ばして畳み、伸ばして畳を繰り返す。
- 面倒で作業性が悪くなるので、手袋は使わない。「有害だから使え」という説もある。
- 完全に混ざったら、置いといて、一度手をしっかり洗う。
- ハンドクリームを少量付ける。場合によってはクリームが、パテ側に移行し、硬化が悪くなる心配もあるのであくまでも少量。良く伸ばす。
- パテを盛る必要がある場所(複数)に、おおよその量を全部付けてしまう。若干多めくらいがいい。
- 細かい部品はけがき針でぬぐうように押しつける。
- けがき針を使ってそれらを伸ばしたり、押したりしてしながら造形する。
- 指先で造形物を持ったら、手のひらのくぼみにティッシュを丸めておき、けがき針に付いたパテは速やかにぬぐう、削り取られた少パテもいっしょにぬぐう(すてる)。
- パテのぬぐいやすさ、作業性を上げるためにけがき針には頻繁に水を付ける。
パテは硬化が進むに従い、手に付きにくくなり、同時に本来くっつけたい物体への付着性も悪くなる。散々作業をして硬化し始めた物を別の場所にくっつけるのは無駄だ。
くっつきやすい段階で、全部くっつけるべきを付けておくのが良いと思う。
ちなみにいろんな道具があるようですが、私はホームセンターで買った「けがき針」一本で全部の作業をやっています。
ちなみにいろんな道具があるようですが、私はホームセンターで買った「けがき針」一本で全部の作業をやっています。
パテネタ続きで申し訳ないが別にパテでばっかり遊んでいるワケではない。ってところを。
まず、今回作成のフィギュア「アレン上等兵」は、プレイヤーキャラクターのため、ゲーム中の資料となる映像は存在しない。そのため、周りのキャラクター達の装備から想像して、適当に作っちゃって良いのだ。なんて良いキャラクターなんだ!!
実は以前から思っていたのだが、「コール・オブ・デューティー」などのゲーム中では、バッコン、バッコン、グレネードランチャーをぶっ放す。
しかし、ゲーム中に於いてグレネードランチャーを持っている兵士も、それらしきポーチは装備していないのだ。
グレネードランチャーの弾薬は結構大きいはず。うーん、どうやってあんなに沢山の弾薬を携帯しているのだろうか?
袈裟懸けに弾薬ベルトを提げている写真も見かけたことがあるのだが、今回はたまたま、こういう製品の写真を見つけた。
なるほど、これなら、さほど邪魔にならず大量の弾薬が持てる。写真は2段で6発入るがその気になったら3段装備で9発。装填済みの1発を含めればゲーム「COD:MW2」中と同様の10発の携帯も可能そうである。
よし、この装備M4 with M203グレネードランチャーを持っているアレン上等兵に採用しよう!!
で、作った。
パテを盛って、けがき針で指したり押したり引っ張ったりしただけで、おおよそこんなもんである。
確かに不満はある。しかし、どうせこの後、ナイフを入れたり、ヤスリで削ったりするわけだからあまり細かいことは気にしないで、ザックリ作ればいいのだ、この段階で出来ることをやればいいのであって完璧を目指す必要はない。多少パテのカスでザラザラしていようが、パテの破片がひっついていようが気にする必要はない。
重要なのは、「ここから削られるのであって、盛られるわけではない。」ということ。
もう一つは、「ここからの作業はナイフ、ヤスリで堅くなった物を相手にする」ということ。
つまり、「若干ボリュームがあった方が良い。無駄に凹んだ部分は作らない方が良い」と、
「必要と思われる極めて小さなモールドはこの段階で作っておかないと後で彫り込むのは無理」ということ。
あ、初心者の私が大きいこと言っちゃいました。作業しながら発見したtipです。大口利いて、ごめんなさい。m(_ _)m
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またパテの話題になっちゃった
過去記事のフォローをいくつか。
ハンビー後部に搭載予定の水用ポリタンクを入手すべく「タミヤ 1/35 アメリカ現用車両 装備品セット(写真下)」を購入したが、これにセットされるポリタンクは2個。ジオラマ中は、計5個のポリタンクが必要なため、「「ダイソー おゆまる」で造形コピーすると良い」という記事を書いた。
しかし、いざポリタンクを組み立てる段階になって「あれ?なんかおかしいぞ?」ということになって、よーく観察してみると。なんと、ポリタンクの造形が違うではないか!
下写真を見て欲しい右が、「車両装備品セット」に含まれる。ポリタンク。左が「アクセサリーパーツセット」に含まれるポリタンクである。
この明らかなモールドの違い!!
ちょっと調べてみたところ、「アクセサリーセット」は2008年発売となっており、「装備品セット」は2003年頃の発売となっているが、「アクセサリーセット」の発売はICMキットとのセット販売の開始時であり、元ネタとなっているアクセサリー単体の発売は94年となっており、このポリタンクの金型自体はかなり古い物のようだ。
「US」「WATER」などの文字モールドは全く無く、底の補強モールドも入れられていない。
この手のディテールは程度問題で「無いから使えない」という物でもないと思うが、さすがにこの二つを混合で同じ車両の上に載せるのはまずいだろう。
ということで、再び「おゆまる」に向かうことになった。
以前記事を書いたときは、「ポリエステパテ」を使用して作成したが、「試しに」と思い型に「エポキシパテ」を突っ込んでみた。
インターネット上の記事を色々読んでみると、複雑な型の場合細部により入りやすいのはより流動性の高い「ポリエステルパテ」ということだったが、今回の「文字」のような微細ディテールを取り出すには、「エポキシパテ」の方がはるかに向いていた。
「エポキシパテ」のほうが型をしっかり取りだしてくれる。
ざっとそれぞれの特徴を紹介したい。
(おゆまるで型どりした際の評価です。)
ポリエステルパテ
エポキシパテ
この手の道具というのはやっぱり、「噂は噂の領域を出ない。」っていう感じがする。
実際に使ってその使用感を試すのが一番だと思う。
また、「これは使いにくい」と思って眠らせていた物でも、違う局面で使うと、すごく役に立ったりするので、やっぱり経験が重要かなーという感じ。
今回のような作業の場合、「タミヤ エポキシパテ」よりも、「ウェーブ 軽量」の方が向く。
作業的には手に付いて困る心配はあまり無いし、ウェーブ軽量の方がタミヤに比べ硬化後の堅さは柔らかめなので作業はしやすい。
相変わらずエポキシパテで色々作っているのだが、全くうまくならない。
4番目のフィギュア、アレンは結構作り込んだつもりだったが、どうしても手の長さが不自然になって気に入らない。
取り合えず格好は付いている物の、両腕とも切り離して、作り直すつもりだ。
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ハンビー後部に搭載予定の水用ポリタンクを入手すべく「タミヤ 1/35 アメリカ現用車両 装備品セット(写真下)」を購入したが、これにセットされるポリタンクは2個。ジオラマ中は、計5個のポリタンクが必要なため、「「ダイソー おゆまる」で造形コピーすると良い」という記事を書いた。
だが、実際に「おゆまる」を使ってコピー品を作成すると、型作り時に予想外に出来た気泡が立体時に「突起」となり、パテ埋め時に出来た気泡が、立体時に「穴」となるため、形が出来上がった後の削り、パテ埋め作業は結構大変で、時間のかかる作業のため、思うように進んでいなかった。
その後の様々なショップ巡りの間に「タミヤ 1/35 アメリカ現用歩兵 アクセサリーパーツセット(写真下)」を入手し、これにもポリタンク2個が含まれるため、
「面倒なコピータンクの作成は1個でいいやこのセットのポリタンクを使えば間に合う。」と思っていた。
しかし、いざポリタンクを組み立てる段階になって「あれ?なんかおかしいぞ?」ということになって、よーく観察してみると。なんと、ポリタンクの造形が違うではないか!
下写真を見て欲しい右が、「車両装備品セット」に含まれる。ポリタンク。左が「アクセサリーパーツセット」に含まれるポリタンクである。
この明らかなモールドの違い!!
ちょっと調べてみたところ、「アクセサリーセット」は2008年発売となっており、「装備品セット」は2003年頃の発売となっているが、「アクセサリーセット」の発売はICMキットとのセット販売の開始時であり、元ネタとなっているアクセサリー単体の発売は94年となっており、このポリタンクの金型自体はかなり古い物のようだ。
「US」「WATER」などの文字モールドは全く無く、底の補強モールドも入れられていない。
この手のディテールは程度問題で「無いから使えない」という物でもないと思うが、さすがにこの二つを混合で同じ車両の上に載せるのはまずいだろう。
ということで、再び「おゆまる」に向かうことになった。
以前記事を書いたときは、「ポリエステパテ」を使用して作成したが、「試しに」と思い型に「エポキシパテ」を突っ込んでみた。
インターネット上の記事を色々読んでみると、複雑な型の場合細部により入りやすいのはより流動性の高い「ポリエステルパテ」ということだったが、今回の「文字」のような微細ディテールを取り出すには、「エポキシパテ」の方がはるかに向いていた。
「エポキシパテ」のほうが型をしっかり取りだしてくれる。
ざっとそれぞれの特徴を紹介したい。
(おゆまるで型どりした際の評価です。)
ポリエステルパテ
- へらで型に詰めるようにして使う
- 詰め込みミスが出やすく隅の形成ミスが出やすい
- はみ出し分量が少なくなるので今回のように接着面の加工は大きくならない
- 気泡が入りやすい
- 硬化後はあまり堅くないので修正加工はしやすい
エポキシパテ
- 一定量を型の上からギューと押しつけて使う
- 形成ミスをなくすために各所押しつけるが、場合によっては「おゆまる」自体が変形
- 硬化前にはみ出しの切除をすると全体に影響を及ぼす可能性有り
- 結果的に接着面の加工量が増える
- 気泡は無し
- 硬化するとかなり堅いのでポリパテより修正は大変
この手の道具というのはやっぱり、「噂は噂の領域を出ない。」っていう感じがする。
実際に使ってその使用感を試すのが一番だと思う。
また、「これは使いにくい」と思って眠らせていた物でも、違う局面で使うと、すごく役に立ったりするので、やっぱり経験が重要かなーという感じ。
今回のような作業の場合、「タミヤ エポキシパテ」よりも、「ウェーブ 軽量」の方が向く。
作業的には手に付いて困る心配はあまり無いし、ウェーブ軽量の方がタミヤに比べ硬化後の堅さは柔らかめなので作業はしやすい。
相変わらずエポキシパテで色々作っているのだが、全くうまくならない。
4番目のフィギュア、アレンは結構作り込んだつもりだったが、どうしても手の長さが不自然になって気に入らない。
取り合えず格好は付いている物の、両腕とも切り離して、作り直すつもりだ。
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2011年12月14日水曜日
パテの話題3回目(スクラッチ)
エポキシパテの話の続き。
私はエポキシパテの適当な分量を取り出すのが大変に苦手である。
「これくらいで良いだろう」と取り出すと大抵多すぎるんだよね。たぶん内心、「足りなくしてあらたに取り出して混ぜるのは嫌だ」と思っているからではあるまいか?
いつも、だいたい必要量の2倍程度のパテを混合してしまう。
!!2倍!もしかして、片方の剤だけでおおよその分量を量っているのでは?
いやー、さすがにそれはないと思うけど、とにかく苦手なんだよねー。
で、開き直った。「余ったパテでなんか作れば良いんだよー」という発想。
あこがれのフルスクラッチ、自作ヘッドに挑戦!!
しかし、私とて、「身の程」を知っている。いきなり1/35に向かったら最初っから躓くのは目に見えていたので、1/16のヘッドを作ってみることに。アゴから頭の上まで約15mmのヘッドになる。
この手の造形で最も難しいというか、注意を払わないといけないのは、「バランス」。充分に注意したつもりだが、、、、まあ評価は見る人にお任せします。
まずは、大まかな形を作成。
1/16というサイズはこれまであまり接したことのないサイズなので、タミヤの1/16フィギュアを購入して、採寸、合わせながら作成した。
「大きさを同じにする」という作業は結構大変で、実際はやや小さめになっているかも知れない。
目の部分は、全体を作成後、硬化後に追加で作成。
頬や頭部なども、低すぎると感じたので追加のパテで盛り上げていった。
いやー、難しいですね。
実はこのヘッドとある、キャラクターの顔を作ろうと写真とにらめっこしながら作ったのだけど、「似せるのは難しい!」。実際、全然似てない。
そのキャラクターがどういう人物なのかは、今後の形成で明らかになると思うので、お楽しみに。
現在はこんな感じ。
パテでヘルメットを作成し、確認用にサーフェイサーを筆塗りしてみたり、削ってみたり、いろんな事を繰り返しながら現在に至っており、なかなかサクサクは進まない。
さて、何度も言うようだが、このヘッド、明確に「こういうポーズの、こういうフィギュアを作りたい!」という明確な意志を持って作り始めた物ではない。
練習もかねて、ちょっといろいろやってみようかなー、っていう感じで作った物なので、現時点では、「こういうフィギュアになると断言することも出来ない。」
作っていて、致命的なミスをしたり、なんだか盛り上がらなくなってきたら捨ててしまうかも。
まあ、パテ盛り練習で、こんな感じでやっているんだなーと思ってもらえば幸いだ。
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