2012年1月8日日曜日

プラモデル作りの「心構え」

初心者向けの記事を書こうと思うのだが、 まず、 その前に、 今回は「心構え」の話をしたいと思う。
「心構え」 なんて言うとものすごく堅苦しい感じだが、 「気楽に行こう」 というのが基本なので安心を。

以前にも書いたが、 プラモデルを作るのは、 作り手が楽しければそれで良いのだ!
特に期限を切る必要もないし、 「こうでないといけない!」 というルールも 特にない。
「作って楽しければ良し!」、 「楽しくなかったら止めるのもあり」 だ。

どんな作り方をしても良いのだ。
本当にどんな作り方をしても良いので、キットに付属している(ん?なんて言うんだ?)「説明書」の指示通りに作る必要もないし、もちろん指示されている色で塗る必要もない。

実際私は今、説明書通りに作る事は滅多にない。おおよそ指示には従うが、自分の塗装パターンに持っていくためには、指示通りに作ると効率がかえって悪くなるので、「作る」、「塗る」、「作る」、「塗る」のパターンにうまくはまるためには、どこをスキップしても大丈夫なのか、考えながら作る。
全く無視してしまうと、後のパーツが組めなくなったり、ものすごく作業が大変になったりするので、おおよそ完成時の姿を想像しながら後回しにする箇所、先にやってしまった方が良い箇所を探す。

塗装も同様だ。私も一通り、塗料が揃い始めてきた頃には、「この色が指示されているから、この色で塗らないといけない!」みたいな感じでこだわって指示色通りに着色していたが、その後、いろんな経験で「別にどうでもいいんだ」という気持ちになった。

実際ミリタリー系のモデルを作成する人で、指示通りの塗料を使う人は、むしろ少ない
色の見え方なんて言うものは非常に曖昧な世界で、本物と同じ色に塗るのが常に正しいわけではないのだ。情景(ジオラマ)の世界ならなおさらで、全てのカラーにオレンジ色を混ぜて、「夕日の設定です」っていうのも多いに「有り」なのだ。指示色というのはあくまでも基準であり、「オリジナルの車両はこれに近い色で塗られています。」程度で、「僕はピンクに塗りたいんだ!」でもOKだと個人的には思う。

また、「スピードはあまり追求しない方が良い」というのが私のアドバイス。
「スピード追求で早作り」というのも楽しそうではあるが、こういうのは必ずクオリティーに現れる気がする。
子供の頃は、買ってきた模型をその日の内に組まないと気が済まなかったが、じっくりと作った方が、もちろんクオリティーは高くなるし、時間も充実する気がする。

焦って作ったり、「めんどくさいから」って言ってしまうと、それまでのクオリティーになってしまうので、自分が目指す品質が、出来るまでじっくりと向かうのがおすすめだ。

もう一つ言いたいことは、プラモデルを作っていて、「取り返しの付かない失敗」というのはほぼ無いということ。
初めのうちは接着剤がはみ出したり、スプレーが流れちゃったり、緻密な塗装がはみ出すと、「ガッカリ」、「ウンザリ」した気分になるものだが、「誰もあなたに特定のクオリティーを求めたり、期限を求めたりしているわけではない。」って原点に戻れば、カバーするための作業を行ったり、その気になったら、バラしたり、塗装し直せば、いくらでもやり直しは利くのがプラモデルの良いところなのだ。
手元からパーツが飛んでいって行方不明になると、もー本当にショックだが、その気になったら、余ったパーツや、ランナー、プラ板から切り出して、パーツを生み出すことだって可能だ。
「重大な失敗があってもそれを切り抜ける方法は沢山ある。」と覚えておいて欲しい。

かく言う私も、散々苦労してフィギュアの顔を塗った後に、服の塗装中、顔に塗料を「ベチャッ」と落としてしまうという経験がある。本当に凹むが、やったのは自分自身。ラッカーで剥がせばまた塗れるんだよ!!と自分を慰めた経験がある。
もちろん、塗った。次に同じ失敗をしない様な対策を考える良い機会だったと思えば良いんだよ!

とにかく、気軽にプラモデルを楽しんで、バンバン、プラモデルを楽しもう!!

というワケで、ちょっと堅苦しかったかな?次回は本当に初心者向けの記事を書くぞ!


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