2012年1月10日火曜日

タミヤ スズキ RGB500

前回の記事で 「あれ?何作ってんだよ。」 と思った人も多いと思うので、 その辺の説明を。

実は昨年の年末、 小学校以来の友人と会って 話をした。 彼とは長い付き合いで、 高校時代はバイク友達でもあった。
そんな彼が、「久しぶりに当時のレーシング記事集めをして楽しんでいる」 という話だったのだ。 (彼は、 主に機械系が好きである。 ) 
「男も40代になって子供が落ち着き始めると、昔楽しんだ いろんな事に手を出し始めるのだなー。」と私の プラモデルの話と セットになって盛り上がった。 

そこで、そんな彼に、バイクのプラモデルを作ってあげて、プレゼントしたら喜んでもらえるのではないか?というが今回の企画である。
バイクのプラモデルなら、戦車よりポピュラーだし、初心者向けの記事とセットにして新しいキットを組んでみるのもいいかなー?と思い、年明けに山形のお店で購入した。(こちらのお店については、また今度。)

購入作成したのはこちらのキット「タミヤ スズキRGB500 TEAM GALLINA」である1980年マルコ・ルッキネリが乗車したレーサーという設定である。

このキットは2006年6月にスポット販売されたもののようだが、オリジナルは1982年、私が中学生の頃に発売されたキットで、かなり古いものだ。

当時は私も高校に入るとすぐにバイクにはまって、レーシング誌を購入したりしたものだ。あー、あれらの本が今でもあれば最高の資料だったなー。
当時はバイクも相当のブームで、レーシングレプリカのバイクが人気を集めた時代だった。

私の記憶では、タミヤもそれまで、バイクモデルには手を出していなかった様な気がする。ヤマハの黄色いYZRと、スズキの赤黒のRGBがタミヤのバイクモデルの出発点では無かっただろうか?

そんなわけで、このキットももしかしたら過去に作ったことあるかも?


購入したキットには、説明書が2枚入っていた。日本語版と英語版である。


説明書のカラー指示は、カラー名で表示されていてわかりやすい。エナメルカラーが、指示されており、アクリルカラー登場前のようだ。
ちなみに、「セミグロスブラック」は、ブラックとフラットブラックを1:1で混色するように指示されている。
前に、元城模型の店主の方とお話ししたときも、「昔はセミグロスブラックは無かった」という話をしたっけなー。

キャブレター。右のフロート室下が全く合っていない。
たまたま合わなかっただけではなく、設計ミスのように見える。

ちなみに、このキット、今のキットに比較するとかなり出来が悪い。
一番の欠点は金型の合わせが大変悪く、パーティングラインがかなり大きく出る。それだけでなく、久しぶりに、バリも目撃できた。一部の細かいモールドはあまりにもずれすぎており、パーティングライン処理だけでは済まなく位だ。

また、細かいモールド関係も甘く、「ボルトヘッドが○」、「溶接痕のモールド無し」、「フレームを合わせると歪み発生」など、今のモデルと比べると「あんまりだ~」という印象である。

別にこのキットの悪口を書きたいわけではない。80年代当時のプラモデルはこれで普通だったし(いや、タミヤはバリが少ない、合わせの良いことでは定評があった。)、私にとっては「そういや、昔はこんなんだったなー」と、懐かしい感じのするキットである。

こういう懐かしいキットに接すると、「懐かしい」だけでなく、「プラモデルはこれで良いんだよー」という気にもなる。逆に、エッチングパーツに超精密なキットを見たとき「ここまでやる必要ないだろ~。これじゃ手を入れるところが無いじゃないか~。」と思ってしまうのは、たぶん私がオヤジの領域に入ったからだろう。


ちなみにこのキットを作りながら、ざっと「初心者向け記事」を書こうと思うが、このキット作成自体も、あまり細かく手は入れないつもりだ。あくまでもキットの形を重視して、ほんのちょっとディテールアップを行って完成させ、友人プレゼントしたいと思う。

言っておくが人にあげるから手を抜くわけじゃないぞ!初心者向けに、「そんなに手を入れなくても、これっくらいのものは出来るよ!」とお見せするためである。(ものは言い様である。)

ハンビーも忘れたわけではない。平行で行きたいのでよろしくね!



ちなみに、完成品も販売されているようで、上記のものが入手可能。しかし、ご覧のような価格なので、自分で作るのが吉!!。現在、キットの入手は現在難しいようだが、大型店の店頭なら結構かんたんに見つかるかも。当ブログの記事を元にバイクキットを作るのも楽しいんじゃないかと思いますよ!
初心者向けの記事中心なので、「解らない」という点があったら気軽にレスポンス、メッセージ頂けたら、こちらも気軽にお応えしますよ!!


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2 件のコメント:

  1. バイクモデル・・細いパーツが多そうですね~
    完成品は、高くてもいまどきの人は買うんですかね~?
    やっぱり、分分で作ったほうが愛着が湧きますね。

    別件ですが、私のホーム画面に貴方のブログを勝手ながらリンクさせていただきました。不快でしたら、消去しますよ。
    お知らせください。

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  2. 麦イチゴさんいつもコメントありがとうごさいます。
    古い模型なので、以外とパーツ数は少な目です。たぶん今のモデルとは随分違うのでは?と思います。
    「車」より「バイク」、ミリタリー物も「ハードスキン」より「ソフトスキン」に行っちゃうのは、私の性格かな?
    やっぱり中が見えるっていいんですよね。
    リンクありがとうごさいます。

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