あまり進捗はない。
これまでの作業は二つのパーツコピー作成。
一つは、米軍の水用ポリタンク。もう一つは、ハンヴィーのアンテナ2本目。
ゲーム中に登場するハンヴィーには5つのポリタンクがのっている。
現在私が所有しているのは4つ(紹介したアクセサリーパーツセットなどから)。ということで、どうしてもポリタンクがもっと必要。
「どうしようかなー、また買うのもいやだなー」と思いながら色々調べていると、ガンダムやフィギュア関連の人がパーツをコピーするのに使う方法を発見。ミリタリーでも出来るんじゃないかと挑戦した見た。
その方法は、こちらの「おゆまる」と言う商品を使う方法。
こちらが、「おゆまる」 |
ダイソーなどで売っている商品でもちろん100円。中に見える色の付いた板が肝心の商品で、「堅めのゴム」位の堅さがあるのだが、80度で3分ほど暖めると、グニャグニャに柔らかくなるというもの。常温で元の堅さになるので、これで作った型にパテを詰めて複製できる。
ちなみに元々は、「この商品そのものを型に詰めて遊ぼう」というものらしく、女の子のファンシーグッズなどのコーナーに置いてある。
色が何種類か有り「無着色」のものがおすすめだそうだ。理由は後ほど。
あっというまにぐでんぐでんです。 |
で、やってみた。
温まったおゆまるに、元になる造形を押しつける。かなりしっかり押しつけないと細かい造形には入り込まないので、短時間に思いっきりやったほうがいい。
で、パテを詰める。これまた、慎重にしっかり詰める。気泡が多いと後が面倒。
今回は、タミヤのポリエステルパテを使用したが、エポキシパテ、レジンの注入なども考えられるそうだ。
どれが良くて、どれがダメか?というのはまだ経験が浅いから分からないが、エポキシパテは硬化前も比較的流動性がないので、細かい造形には向かないだろう。レジンは液体なので、細かい造形には向きそうだが、このためだけに購入するのは、、、、と考え、今回は保留。
ポリエステルパテが最も汎用性がありそうだ。
注意点は表記時間よりも長めにしっかり硬化させてからの方がよさそう。
ポリエステルパテは、2剤の反応による硬化だが、揮発性も影響有りそうで「おゆまる」に面した部分の硬化にはそうでない部分よりも時間がかかる。焦って出すと、せっかくの内部造形が壊れる可能性がある。
取り出したものが、こちら。
写真で見て分かる、「本来の形状より飛び出して見える部分」(タンクのX状補強の端など)が「おゆまる」を押しつけた際に入り込んだ気泡部分で、
「本来の形状よりへこんで見える部分」が、パテ詰め込み時の気泡となる。
ポリタンクの蓋は肝心の部分が気泡でつぶれていて、プラで作り直した方がよさそう。
おゆまる形成の総括としては、「なかなか面白い」と言ったところだが、やはりミリタリーの顔や今回のような細かい造形はやや難しい感じがする。
細かい部分は気泡が入りやすくどうしても壊れてしまうという印象だ。こうなるのが嫌なら、出来上がったおゆまる形成に湯口を切り取ってレジンを注入するのが一番かも知れない。
今回のような、細かさを持たないものなら、かなり面白い使い方が出来る。
自分がエポキシパテで造形した、「バッグ」や、「土嚢」の類なんかは、パテを詰めて放置するだけで結構簡単にコピーが出来てしまうので役に立つだろう。
今回の作が、ミリタリージオラマに使えるクォリティのものかどうか?は、その人なりの判断があると思うが、おもしろいので、使ってみようと思うが、気泡埋めなどの後処理は結構大変だ。
新入荷したGSIクレオスMr.溶きパテ 40mlが大活躍してる。
もうひとつのコピー品は、アンテナの基部。
ゲーム中のハンヴィーにはプラモデルには無い2本目のアンテナが運転席後方からつきだしている。アンテナ自体は真鍮線で作れば問題無いが基部の造形をいい加減にしたくなかったので、キットに付属しているものを真似て作成してみた。
アンテナのコピー作成 |
キットのランナーを細く削りだし、手持ちのルーターにはまるサイズにする。このランナーをルーターで回転させ、ヤスリを当てる。つまり、ろくろの原理で削りだした。
今回作り出したのがこちらの二つ。地味すぎて、はかどらない作業のため、なんか盛り上がりに欠けるが、これらが、車両にくっついたときに期待して、地味な作業を続けたいと思う。
あとは、ドアー裏の加工。プラ棒、プラ板、真鍮線、のばしたランナー、紙という構成の単純なもの。
よく観察してみると、ハンヴィーのドアのモールドは表裏いっしょ。どうやらハンヴィーのドアはアルミ1枚板で構成されているようだ。我々の乗る車のように内張は無い。
外からドアーを開けるためのギミックも、内から開けるギミックも共通なようで、その構造は全て内側のノブ付近にある。
スプリングやらステーやらが見え、当初それらの造形も作ってみたいと思っていたのだが、断念。今回は比較的シンプルに終了させたい。このままじゃいつ終わるかわかんないしね。
ちなみにガラス窓の開閉は、ダイヤルをゆるめて下に下げるという極めてシンプルなもの。縦に配置したプラ板はスライド時のレールになるもののようだ。
運転席の扉だけ、裏の造形がないのは、これを取り付けると、またしても運転手に当たるため。今回はドアが閉じられなくなる。
調子に乗って最初に作ったドライバーは最後まで鬼門になりそうだ。
ちなみに同時進行で、三人目のフィギュアも作成中。次回はその辺を紹介しようと思う。
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